屋根ーその⑦
安田瓦 江戸後期と現在の瓦を紹介します。
昭和40年代、当社は北海道で安田瓦を屋根に葺いています。
(北海道の施主様より、水を吸わない瓦は安田瓦だけという事で、依頼受け施工)
現在、県外より入ってきている焼瓦、瓦の上面だけ釉薬が付いています。
現在の安田瓦、上面裏面にも釉薬が付いています。
昔の安田瓦は、釉薬を付けていませんでした。
それでも水が焼き物の中へ浸透するのを防いでいたようです。
素焼きの焼き物で、水の浸透しない品
佐渡の無名異(むみょうい)焼と安田瓦だけと思います。
焼瓦も時代と共に変化しています。
200年位前に当家で造らせてもらった住宅屋根に葺いてあった安田瓦
素焼きで雨の浸透無し
現在の安田瓦
釉薬が両面塗ってあり、釉薬で水の浸透防止している

新潟県以外で製作されている焼瓦
上面のみ釉薬使用している



