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櫻井利雄プロは新潟放送が厳正なる審査をした登録専門家です

屋根ーその⑦

櫻井利雄

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屋根に関するお話の7回目は、
日本家屋の屋根で使用する瓦についてお話しましょう。

建築で使用する焼瓦の大きさは、
瓦を焼いた時の強度、つまりは原料の土の質によって異なります。

また、気候にも左右され、瓦上に雪が降り積もる雪国では瓦が小さく、
雪が降らない地域は、比較的大きな瓦を使用します。

昔と今では、瓦の焼き方が異なっています。
昔は、炭焼きに使うような釜で焼き上げていましたが、
近年は、トンネル釜が主流となっています。
トンネル釜のほうが、生産効率が高いため、定番の作り方となりました。

昔は、焼き上がったばかりの瓦を、現場で水を張ったタライに浸して
瓦の狂いを選別して、使用する建物別に分けていました。
(変形がある瓦と、無い瓦の分別で)
瓦葺の屋根 鼻先に今は水切を取り付けていますが
昔は水切が無く、敷瓦を取り付けていました。
村上地方では、敷瓦を使用した家が多いです。

屋根ー7-001

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櫻井利雄
専門家

櫻井利雄(建築施工)

桜井木材建築株式会社

宮大工の流れを組み、江戸時代から伝わる工法で、国産の木の味わいを生かした家づくりを行う。一般住宅のほか、商業施設や寺社の建築まで対応。木材の仕入れや製材から、建築まで心を込めて取り組んでいます

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