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業界の非常識!?屋根垂木を使わない、宮大工ならではの伝統工法

櫻井利雄

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屋根の斜面を支える部材「屋根垂木(やねたるき)」。多くの建造物に使われている一般的な部材です。

ですが、我々は屋根垂木を使いません。
代わりに、江戸時代から伝わる伝統工法を使って、屋根を作っていきます。


屋根垂木を使わない工法は、今の業界ではあり得ないこと。
しかし、新潟市の白山神社外塀や笹川邸外塀、富山県井波、石川県輪島などでも、屋根垂木なしで建築しています。昔から宮大工が用いてきた伝統工法なのです。

屋根垂木の代わりに厚さ60mmの屋根板を使用。それで十分雪の重さに耐えられるだけでなく、高気密・高断熱の家も実現。防音効果も期待できます。

しかも、木材は表面2cmしか燃えないと言われているので、6cmもある屋根板は安心。火事が広がりにくい家となるのです。


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櫻井利雄
専門家

櫻井利雄(建築施工)

桜井木材建築株式会社

宮大工の流れを組み、江戸時代から伝わる工法で、国産の木の味わいを生かした家づくりを行う。一般住宅のほか、商業施設や寺社の建築まで対応。木材の仕入れや製材から、建築まで心を込めて取り組んでいます

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