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藤間蓮之輔プロのご紹介
「楽しんでもらうことが第一」生徒一人一人に寄り添った稽古で日本舞踊の深みを伝える(1/3)
年齢や経験を問わず学べる、藤間流勘右衛門派の教室を開講
「日本舞踊はその独特の美意識や形式を重んじる側面があります。特定の衣装や道具が必要というイメージもあり、ハードルが高いと感じる人も多いかもしれませんが、当教室では楽しんでもらうことを第一にしています」
そう話すのは藤間流勘右衛門派師範であり、「藤間蓮之輔日本舞踊教室」の代表・藤間蓮之輔さん。日頃は東京での公演に向けて研さんを重ねながら、日本舞踊を学びたいという人に向けて地元新潟で教室を開いています。
「日本舞踊は、歴史的背景や発展過程によって流派が分かれます。特に歌舞伎舞踊を継承・発展させてきた藤間流には数多くの派閥が存在しますが、勘右衛門派はその中でも著名なものの一つです」
日本舞踊は「舞(まい)」「踊(おどり)」「振(ふり)」の要素で構成され、大きく上半身と下半身の動きに分類されます。足の裏で地面をするようにして静かに歩く「すり足」など、下半身の動作ができれば、例えば片腕を負傷していても稽古はできるのだとか。
何歳からでも始めることができ、また生涯にわたって親しむことができるため、藤間さんのもとを訪ねる生徒の年齢は幅広く、経験の有無も、目的もさまざま。演歌など現代でもなじみのある曲に振り付けをして踊る新舞踊の経験者もいれば、定年後の趣味として未経験から習う人も。なかには着物が好きという理由で体験にきた小学生もいるそう。
「稽古を通じて礼儀作法や、きれいな立ち振る舞いが身に付くといったメリットもありますが、堅苦しく捉えず気軽に楽しんでほしいですね」と藤間さんはほほ笑みます。
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