1年ぶりのマネーセミナーひよこぐみをやります!
仕組債という金融商品を
ご存じですか?
ご存じない方も多いと思います。
「債」というくらいだから
国債とか社債とかリスクが少ない
安全な商品なのかと思うかもしれません。
仕組債は債券に分類されますが
そのしくみは複雑でハイリスクです。
一般的に債券という投資は簡単です。
債券はお金を借りること。
借金です。
国債は国の借金。
100万円の国債を買い、利率は1%
10年償還ということは
国に10年間100万円貸して
利率は1%、10年経ったら100万円は
帰ってくるというもの。
1%なら合計で100万円投資して
10年間で10万円儲かったということ。
わかりやすい。
普通は儲けに税金がかかります。
約束の期日にお金を返してもらえれば
安全な運用商品です。
満期で、株のように成長もしないが
元本が少なくなることも無いです。
お金を返してもらえない危険性もあります。
危険性が大きいと利率は高く
国など安全性が高い発行体は利率が低いです。
現在の10年国債は0.2%。
安全な貸し出しの利率は低いです。
では仕組債とはどんな商品?
円建ての債券ではとっても利率が高いです。
通常1%から高いものでは10%。
その仕組みはとても複雑です。
債券にいろんな商品が組み込まれている
金融派生商品、デリバティブです。
決められた時期に決められた価格で
売買できるオプション取引や
ドル金利を受け取り円金利を支払うなど
異なる通貨間で金利と元本を交換するなどの
スワップ取引など複雑で理解が困難な
しくみが組み込まれています。
利率は高いけれど、それに見合わないくらい
リスクが大きいです。
たかだか1%か2%の利率のために
元本が失われる確率もあります。
確率は低いかもしれませんが
このようにコロナやウクライナ戦争など
大変不安定な時代には
元本を損なうリスクが大きいです。
私が証券会社にいた頃も
日経平均株価が急落で8,000円位、
確か仕組債で大騒ぎでした。
仕組債の特徴、ある水準ノックイン価格を
下回り元本割れを起こしていたようです。
証券会社の窓口では
この商品のしくみ、リスクについて
きちんと説明し、理解させなければ
販売することはできません。
株や債券投資の初心者や
資産状況などが乏しい人は
契約してはいけないのです。
証券会社はこのような商品の収益が高いので
積極的に売ってきたようですが
最近はトラブルの件数が大変増え
金融庁など国の機関が注視しているようです。
特に地銀系の証券会社は販売のシェアの4分の1が
なんと仕組債とのことでした。
他に売り物がないのは気の毒です。
非常に問題です。
私個人の意見ですが
大きく元本割れを起こす可能性のある商品は
買ってはいけないです。
元本が一定期間われても
回復することができない商品は
買ってはいけません。
一般的な仕組債はそのような可能性が
大きいのです。
気をつけてくださいね。
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