コロナで老後どころではないかもしれませんが老齢年金の話題です…

2020年12月19日

コラムカテゴリ：お金・保険

コラムキーワード：ファイナンシャルプランナー相談、ライフプラン　相談

ほぼみんなに老後は必ずやってきます！

老齢年金、いつからもらいますか？
普通は65歳だけれど
繰り上げたり、繰り下げたり
自分の好きな時期にできます。

早くもらう繰り上げだと
65歳より少ないです。
60歳から受け取ると
65歳より30％少ないです。
2020年から改定で
60歳からの受給が24％減額と
少しお得になります。

遅くもらう繰り下げだと
70歳からであれば42％の増額です。
2020年からは75歳まで
繰り下げることができ
84%の増額です。

繰り上げた場合は長生きすると損。
繰り下げた場合は長生きしないと損。
81歳以上生きると繰り上げは損かも。
繰り下げは70歳まで遅らせた場合
82歳まで
75歳まで遅らせた場合は
87歳まで生きないと損です。
70歳までは遅らせてもほとんどの人は
お得ではないのでしょうか。

今から20年くらい前は
年金に対する不安が大きく
保険料を払ってもどうせもらえないのでは、
保険料を払いたくない、なんて人
結構見受けられました。
今はそのようなことをあからさまに
意見する方はあまり会いません。

ひとつは超高齢化社会、
とても長生きになったことがあると思います。
人生100年、なんていわれていて
90歳以上だって珍しくないです。
老齢年金は生きている限りずっと支払われる
魔法みたいなお金です。
きちんと保険料を納めて
もらえる権利を得ておきましょう。

元気で長生きならうれしいけれど
老後が怖い年齢になりました。
親は少しは老後の資金を
準備してくれているようです。
全くなければとても不安だったと思います。
私はそれだけできるかな？
老後2,000万円問題、
まだ記憶に新しいです。

自分にお金が無くなったら？
生活保護？
大変な病気になったら？
がんや認知症、治療できるお金がなければ
子どもや兄弟が苦しむかもしれません。
身内の金銭問題、
知りません、ってこと言えますか？

元気なうちは仲が悪くても
大変な状況になったら
助けてしまうのが親族です。
助けてしまうと
今度は助けた人が大変になります。
ひとりの不幸がみんなの不幸。
お金の準備は自己責任でやらないと
誰かの夢が奪われます。
長生きが不幸にならないように
若いうちからきちんと準備しましょう。

最近知人が亡くなりました。
大変な病気になり
働けなくなり
ローンも払えなくなり
自己破産、生活保護。
亡くなったのは1年前ですが
私は知りませんでした。
家族は相続を放棄し、
葬儀も出せなかったはず。
もともと安定した高収入の方。
しっかり保険で準備していたら、
もっと手元資金があったら
もう少し最期は幸せだったかもしれません。

どのような運命が
自分に訪れるかはわかりません。
大変な状況の中
自分で解決するのはとても難しいです。
相談できる友人、人脈があれば
心強いです。
私は仕事柄、本当に恵まれていると思います。
人との出会いが難しい世の中ですが
いい出会いを大切にしていただきたいです。

新潟のFP石井順子
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