金融庁発老後2,000万円不足のせいじゃないとは思いますが、最近はみんな貯蓄をがんばっています！

2019年6月16日公開 / 2019年10月29日更新

コラムカテゴリ：お金・保険

コラムキーワード：投資信託

金融庁レポートも投資の必要性をうたっています…

収入から貯蓄に回す割合を
黒字率といいます。
最近は黒字率が伸びているようです。
この場合の収入は
税金や社会保険料を差し引いた
手取、つまり可処分所得です。

2013年の24％から
ずっと右肩上がり。
昨年は31％ほど。
奥様が働きだしたり
パートだった方が
正社員になったりで
世帯の収入は上がっているようです。

でも貯蓄の割合が伸びたということは
消費にお金が回っていないということ。
女性やシニアが働くことは
そもそも現在の収入が
足りないというより
将来が不安だということ。
だから黒字率が上昇しています。

きちんと考えて
備えようということ。
その気持ちは評価できます。
ここ最近は金融庁発信のレポートで
老後は年金に頼れない、
自助努力が必要と言うことで
しばらくはみんな消費より貯蓄という
マインドが強くなりそう。

気になるのは貯蓄の方法。
まさか全部ゼロ金利で
銀行に預けているのでは？
すぐ消費するお金なら
それでもいいけれど
ずっと先のお金は
きちんと運用しないともったいないです。

投資信託などで長期つみたてた場合と
元本保証の利息ゼロの預貯金で
つみたてた場合
20年、30年後の成績は
大きな差が出ているはずです。

若い人たちは、お金を預けて
2倍、3倍になるということが
イメージしにくいと思いますが
バブルを経験している人たちは
普通にわかります。

デフレだったときは
投資をするなんて
特別のことだと思っていました。
株式投資なんて怖いから
せいぜい債券投資でいいかなと。
100万円の元本に
30年で30万円くらい
ついてくれたらいいかなと。
インフレの今はそれでは間に合わない。

インフレ、実感していますか？
バス代だって上がっています。
飲食店もずいぶん上がってきました。
送料高いです。
お値段据え置きでも
全体の量や質は変わりました。
デザートいつから付かなくなった？
今まで完食できなかったメニューが
ちゃんと食べられるようになったのは
私の食欲が増したわけではないんです。

日本の状況が悪い今
やっぱり自分で努力しなければ
いけないとわかってきました。
だからみんながんばっている。
もうひとつステップアップするには
きちんと投資を勉強して
つみたて投資を始めるということ。

新潟のFP石井順子
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