投資の基礎知識　有事の円買い

世界中で大変な時はなぜか円高

今年の6月
イギリスEU離脱問題で
マーケットが荒れたのは
記憶に新しいはず。
またまた例のごとく有事の円買い。
為替は１ドル１００円近くで推移しました。

今までの経験から大変な出来事の時は
円高になること
もうみなさん、わかりますよね。
リーマンショック
東日本大震災
去年のチャイナショック
そして今回。
みんな円高です。

どうして円高？
なぜ円が買われるの？
ひとつは安全通貨だといわれます。
経済力が落ち、人口も減少
巨額の借金や
社会保障の財政難に苦しむ日本。
魅力は無いように思われますが。

じつはまだ日本はデフレ
インフレにはなかなか進んでいません。
ということは
通貨価値が高いということ。
デフレは物価が下がり
お金の価値が上がること。
有事の際は購買力が高い円を買う。

借金大国日本の借金は
国内で消化できていて
海外にはたくさんの資産があります。

投資家は市場の安定時に
金利の低い円を借り
それを売って金利の高い通貨を
買っています。
金利が高いということは
リスクが高いということ。
有事の際はリスクの高い通貨を売り
円を買い戻し
取引を終了させます。

こんな理由で円高になっちゃいます。
そして株は安くなります。
私たちはマネーゲームを
やっているわけでもなく
投資は時間をかけられるはずなので
一喜一憂する必要はありません。
為替や相場は一定ではないです。
また戻ってくることを待てばいいのです。

相場の変動が怖い人
投資は絶対しないですか？
投資をしないことを選択するなら
がむしゃらに働き
必死に節約です。

新潟のFP石井順子
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