同居時の注意点　新しい家族とお金の問題

2013年11月24日

コラムカテゴリ：お金・保険

他人同士が同居する。
結婚ってそんなもの。
出会って間もないならもちろん
数年間おつきあいしたとしても
同居してから
この人ってこうだったんだ、とか
どうしても我慢できないところが
発見されてしまうことは多いです。
お互いに譲歩できればいいですが
無理な場合は
離婚に至ることも多いよう。

結婚してから
共通の財産が増えた場合は
難しいことが多いです。
新居をローンを組み
購入した場合
家をどうするんでしょう。
お互いにひとりなら
その広い家に住む必要もないですね。
広い家は経費がかかる。
うまく高値で売却できればよいですが。

不動産だけでなく
家具や家電も
ひとり暮らしには
ちょっと不向きな場合が多いかも。

まず籍を入れる前に
お試しで数ヶ月同居してみるのが
よいかもしれません。
そしてローンを組んで不動産を
購入する場合は
ずっと家族でいれる
という強い決心がないと
お勧めしません。
家賃くらいで家のローンが支払える
みたいな単純な考えで
不動産を購入してはいけません。
夫婦の問題だけではなく
子どもの教育、仕事、親の介護
先を読むことが
失敗しないポイントです。

親といえば
結婚して独立してから
ずいぶんと年数がたって
何らかの事情で
親と同居を考えている人たちにも
結婚と同様のリスクがあります。
親といっても
お互いに別の家族として生活していれば
他人と新しく家族になるのと同じです。
お互いに資金を出し合い
2世帯住宅を建てて
合わないから引っ越すといっても
投入した資金は返ってきません。
親の大事な老後の資金を
無駄にしないため
親子の関係を先々崩さないため
お試しの同居や
事前にルールを決めるなど
慎重にならねばなりません。

家族との関係や
家でのくつろぎの時間は
人生にとってとても大切です。
ある程度のがまんは
必要かもしれませんが
何を優先するかはよく考えましょう。
やってしまってから
また、がまんしてしまってからでは
すでに遅いこともあります。
たった一度しかない自分の人生が
幸せだったと思えるようにしたいです。

FP石井順子
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