怒るという感情について考えましょう
先日、中日ドラゴンズの根尾投手がプロアマ交流戦で先発しました。
私は中日ドラゴンズファンですが、そうでなくても野球ファンなら興味あるのでは。
1イニングを3者凡退に、そして150km/hの球を連発。
将来性を感じましたが、その時のキャッチャーへのインタビューの答えが
「投手っぽい球を投げていましたね」
「ぽい」と言う言葉、似ているという意味で、表現としては否定的と捉えられます。
ところが「すごいですね」が後ろにつくだけでフレームが変わります。
見下しているのではなく、尊敬に変化したように感じませんか。
すると、わずか3カ月で、これだけ投げられるまで復活するなら、この先の伸びしろってすごいですね。
そう言う意味を込めて言った言葉かもしれませんよね。
ところが、部分だけを切り取ってしまうと、意味が変わってきます。
実際に、日本語は省略の文化と言われているように、省略が良く起こっています。
すると、自分が意図することと、違う意味で伝わる場合もございます。
勿論、人伝いに伝わるのは、効果があります。
それは、正しく伝わっても、間違って伝わってもです。
自分が、どう考えた、どう思ったよりも相手にどう伝わったが大切です。
「そんな意味ではなかった」と、訂正しても言い訳になりかねません。
だから、言葉はきちんと伝える練習をする必要があります。
「ぽい」と言われて、そのキャッチャーに投げたいと思う投手がいるでしょうか。
自分を否定している相手に、安心してリードは任せられませんよね。
意図せずとも、紙面の関係で文字数が削減されることもあります。
逆に言えば、我々が情報を集めるときに、省略されて歪曲していないかを確かめる必要があるかもしれませんよね。
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実は、それ「アンカーリング」です。
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