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アウトサイダー(よそ者)だから気づくこと

村藤正

村藤正

テーマ:デザイン経営

アウトサイダー(よそ者)だから気づくこと
アウトサイダーとは、組織や集団の外にいる人・部外者など外部における関係者、社会やユーザー(消費者)もそうで、いわゆる「よそ者」のことです。
そもそも、自分で自分の姿はほぼ見えないと思っていいでしょう。鏡で見えている姿も、それは真逆の姿です。
企業や店舗、組織などにおいても業界のことや人事など内部的なことはよく見えていても、外からどう見られているかの意識がそれほど強くないケースは多く見られます。
アウトサイダーだからこそ、見えることや気づくことは多くあります。

インサイダーとアウトサイダーとの良い関係性

外(アウト)から見て、明らかなミステイクに気づいて指摘するのはいいとして、もし課題や問題点を見つけたり、新たな可能性を感じた場合にそれを提言できるかどうかですが、それを提言したとして「よくぞ言ってくれた!」と言われたらいいですが「よかれ」と思って発する言葉も人によって、またはタイミングによっては傷つけてしまうこともあります。言葉を選びながら、直接じゃなく間接に言った方がいいかなど空気を読みながらデリケートに提言しなくてはいけません。
「正しいことを言うと傷つけることもある」ということです。
ただ、提言した人間にも課題や問題点は必ずあります。
なので「いいことはいい、ダメなことはダメ」が互いに心から言い合えてこそ本当の良い関係
といえるでしょう。
分かっていても提言しない「見て見ぬふり」は何事もなく無難に終わりますが、いい関係性になるかというと「可もなく不可もなく」で発展的な良好関係になるかというと「?」です。

大事なのは弱点を改善する方法があること

プライベートな人間関係もそうですが、相手を褒める(ヨイショ)ばかりでは、それは表面的だけで本当のいい関係とはいえません。人間は誰しも長所と短所は必ずあります。短所をダメ出しをするだけではなく、短所を認め合った上でそれを補っていける関係性が大事だと考えます。
そして提言する以上は、その課題や問題点を改善する方法がないといけません。
まさにビジネスの関係はそういうことがとても大事で、課題や問題点を何らかの方法で少しでも改善することができてこそ信頼関係につながり、長いお付き合いにもつながります。「言うだけ」で終わっていては無責任だと感じられたりもします。

幅広い視野の「外向き人間」を側近につけること

業界内部の知識や理解はもちろん、業界外や一般社会や経済やトレンド、地域性や人の動き・世代特性など幅広い視野の持ち主(アウトサイダー)を側近に置くことは重要なことだと考えます。なぜなら、「ヒントは必ず外にある」からです。
外を見て「ヒント」だということに気づかなくてはいけません。気づかずにスルーしてしまうことのないように、あらゆる方向へたくさんのアンテナを張ることは経営面においても、非常に重要なことです。
その上でも、アウトサイダー(よそ者)は重要な側近になり得ます。

理想のコンサルティング 「デザイン経営」

よく「経営コンサルティング」という名目で仕事をされている人を見かけますが、今の時代に合っているコンサルティングをされているかどうかという点で見ると、それほど多くはないと感じます。
今の時代のトレンドや地域性、人の動きやマーケティングなどを考えてユーザー(顧客)目線で考える「デザイン経営」がコンサルティングとしても有益だと考えます。

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村藤正
専門家

村藤正(デザイン経営コンサルタント)

オフィス レイ

企業や店舗のMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を定義し、ユーザー目線によるデザイン経営で魅力を効果的に発信。決してカタチから入らず、時代の変化に柔軟に沿った戦略で、伝わるデザインを展開します。

村藤正プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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