社会を見てこそデザイナー<内向きと外向きのバランス感>
京都人の気質として「真似は恥」というものがあります。
「真似」と「パクリ」の違いは?
創作や技術などについてもそうですが、まず真似からスタートすることがほとんどです。
時間をかけて、何らかの付加価値やアレンジを加えて新たなものとして自身のものにすることについてはそうあるべきだと考えます。
それは必然の流れで、すでに世の中にあるものすべてがそういうものだと考えます。
ただ、他人の創作や技術などを、何も考えず、何もせずに承諾もなく自分のものとして世に出すことが「パクリ」です。
ですので、
「真似」をする行為は決して恥ではないと考えますが、人のものをそのまま何も考えずに世に出すことは「パクリ=コピペ」となり、それはいいことではないと思います。
場合によっては著作権侵害にもなります。
この世界の中で全くのオリジナルのものがあるのかといえば、無いのかもしれません。
例えば、ミュージシャンの中には幼少の頃に聞いたビートルズやローリングストーンズや好きなミュージシャンの影響を受けて...というケースも多く、その影響を受けて自身の音やリズムを創るパターンがほとんどだと思います。まず真似やコピーから入るでしょう。どこかに影響を受けたソースが感じられるかもしれません。
つまり、音楽の世界もデザインの世界も経営の世界にしても、影響を受けた誰かの創造物や思考を真似から入り、それを参考にした上で、それを自分流にアレンジや努力をして「真似」だと思わせないことが非常に重要なことだと考えます。
私もこれまで多くパクられてきましたが(笑)
どんどん参考になるものを探して、真似から入っていいので時間をかけてそれを「自分流」にアレンジしてみてはどうでしょう。
企業も人材育成も、そして人生も、見たことや聞いたこと、感じたことが多ければ多いほど成長速度が増していくものだと考えます。
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