子どもたちと関わるからこそ、大切にしたい1秒の大切さ
育児において欠かせないルーティンは、各家庭でそれぞれあることでしょう!
以前は我が家では、寝る前の「絵本の読み聞かせ」を欠かさず(?:時々寝落ち)取り組んでいました。
保育園でも子どもたちが自分で好きな絵本を読んだり、先生や年長さんに読んでもらったりと子どもの育ちの場面では欠かすことのできないものです。
でもその欠かすことのできない絵本も、何点か注意すべきことがあることを自覚してほしいと思います。
具体的にいうと、
その読み方
です。
保育の中では、よくこう指導されることがあります。
抑揚をつけて!
感情を入れて!
リズムよく!
役になりきって! などです。 確かにそれも大事ですが、
絵本を通じて、何を引き出したいのかを考えてみましょう。
ちゃんと聞く姿勢なのか? 最後まで聞くお行儀なのか? またまた頭の中で黙って想像することなのか? です。
いろんなタイプがあるでしょうが、ぜひ家庭で取り組んでほしいのは、下記のとおりです。
①絵本を読みながら、ちゃんと子どもの顔や表情を見ること
②「この時、〇〇はどう思うかな?」と質問してみること
③子どもの「あのさ、これはさ・・・」には、ストーリーを止めてでも、そこから生まれた「会話」をできる限り繋げていくこと
です。 絵本を通じて育みたい資質は、決して「読んでもらうという受動的な姿勢」ではなく、絵本を通じてコミュニケーションをとること、つまり考えること、想像すること、感じることです。 それを勝手ですが、
ヨミ二ケーション
と表現したいと思います。
読むことで、共に考えていく絵本
考えることで想像する力を育む絵本
想像することで何かを生み出すことに繋がる絵本
絵本とはそうあるものであり、そうでなければいけないと考えています。 絵本に価値を与えるのは実は私たち自身なんでしょうね。