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松尾肇浩プロは長崎文化放送が厳正なる審査をした登録専門家です

ことわざ育児 ~馬の耳に念仏~

松尾肇浩

松尾肇浩

テーマ:#教育 #保育 #育児 #子育て

今回は「馬の耳に念仏」です。

意味は「いくら言い聞かせても、効き目がないこと」です。

「おもちゃがほしい」と泣いている状態で、「あのね、今度のクリスマスにサンタさんがね・・・」と言っても、素直に「うん、わかった」とは成り難いですよね。

そんなときは、「ダメなものは

駄目

と短く、明確なメッセージを届けることがいいと考えがちですが、言葉を受け取る子どもは納得しません。

では細かく説明して、なが~く・・・しつこく話すと理解できるかというとそうでもありません。

では伝える側(親)ではなく、受け取る側(こども)の状態を整えることが第一優先です。

まず、「子どもの耳に念仏」の状態を解消するために、
「親の耳に子どもの声」状態にしていきます。

「どうして、これを買いたいの?」
「これを選んだのは、なぜ?」など、子どもの「なぜ」を少し明確にしてあげてください。

子どもはちゃんと考えを整理して伝えてくれます。そのあとは
「子どもの耳に親の声」状態に変えます。

「じゃあ、ほしいのはわかった、買おうか」となるかもしれませんし、「じゃあ、ほしいのはわかった、今度の誕生日に買おうね」と先の提案を受け入れてくれるかも・・・

そんな言葉のやり取りが生まれるようにしたいものです。
でもどうしても、どうにもならない時もありますが、そんなときは・・・

環境を一気に変えてします裏技です。
「〇〇はお誕生日に買うけど、今日は無理だね、そうだ! アイスを買いに行こう! 今日はそれでいこう!」と助走をつけ、一気に環境を変える技です。

つまり「子どもの耳に別の声(提案)(環境)」を上書きするようなイメージです。 でも忘れないでください。

我が子もそうだったように、約束はいつまでも覚えているものです。  子どもの記憶力はすさまじいものがあります。

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松尾肇浩
専門家

松尾肇浩(保育施設の運営)

社会福祉法人 正道会

保育園の運営に加え、学童保育や子育て支援施設などの事業も展開し、多種多様な人の居場所づくりに力を入れる。子どもを取り巻く環境が変化する中、ICTなどを取り入れて時代に合わせた保育のアプローチも追求。

松尾肇浩プロは長崎文化放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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