簡単な言葉から見える心の在り方
子どもとの会話は、胎児の頃から始まっています。
おなかの子どもに話しかけて、「あっ、動いた!」などのリアクションに一喜一憂したことを思い出します。
もちろん生まれた後も、しつこいぐらいに話しかけたり、言葉はわからなくても喃語をちゃんと聞いたり、向き合うことに喜びを感じましたね。
でもいつからか・・・こんな対応が出ることがありませんか?
子どもから「あのね、今日ね・・・」という問いかけに、
「今は、忙しいからあとでね」とか、「はやく終わっていくよ!」などちゃんと話を聞けないぐらいに親も忙しくなってしまいます。
子どもとの時間を取りたいと思っても、なかなか取れないという状態です。
ではどうしたら、取れるのでしょうか?
具体的な解決方法の1つは、生活で必ずあることにくっつけてしまうという名付けて「ながら会話」をすることです。
例をあげると・・・
〇食事をしながら話をする
〇お風呂に入りながら話をする
〇寝る前に話をする
または保育園等の送迎がある方は、
〇送迎中に話をする
〇何かを待っている間に話をする です。
このような「ながら会話」を定着させると、こんな対応も可能です。忙しい時に、「あのさ、今日さ・・・」と子どもから話が始まると、「今は、ちょっと待って! 食事(お風呂)の時に聞かせて! 忘れないでね、いい?」というツナギができます。
1つ1つを明確に区分せず、伝えたい思いを繋げていく意識を持ちたいものです。
子どもとの会話は、子どもだけにメリットがあるわけではなく、
大人にとっても気づきや癒しに繋がる栄養剤のようなものだと思います。
子どもも大人も栄養失調にならないように、日々の会話を充実させていきましょう。