子どもがやるべきこと ~大いに遊べ~
いじめと不登校の調査結果が、日本という社会にどのような影響を与えるのでしょうか?
学びの多様化を保証するような学びの場も、でき始めているようですが、その前に子どもが置かれている社会について考えてみます。
子どもは生まれてすぐに家庭の中で社会の一員として過ごしていきます。お父さん、お母さん、おじいちゃんやおばあちゃん・・・そして親戚や近所の人達。 年齢を超えた社会がここにはあるわけです。
そして保育園に入園した場合は、利用した園の方針で変わりますが異年齢で生活する園であれば、幅の広い子ども同士の社会でも生活します。 同年齢であれば同じ世代の友達との社会が形成される訳です。そして小学校、中学校、高校となると、生年月日で分けられたクラスという集団で最短1年、長くても2~3年を共にしながら、楽しかった年、又は楽しくなかった年を重ね、大人の社会へと羽ばたいていくわけです。
では大人の社会はどうでしょうか? 同年齢? 異年齢?
言わずとも様々な経験を持っている異年齢での社会です。
異年齢の中で自分という意識を高め、その中での役割を担うような学びの在り方が、ずいぶん前から言われている協働的学びや対話、アクティブラーニングという学び方です。
いじめ、不登校を少しでも減らすためには、このような一人だけの学力ではなく、集団での学びや気づきを自らの学びへと転換するような新たな学び方が必要なのかもしれません。
異次元の教育とは、これまでにはないような発想で、これまでのあたり前を無くし、新たなものを作り上げようとすることなのではないでしょうか? いよいよ様々なシステムが今のこどもたちに追い付かなくなっているのではと、懸念しています。