簡単な言葉から見える心の在り方
子育てに大切なこと
いろいろありますが、もしかすると、これが何より大切であり、すべての考えの源となると思えるものです。
それは、
人として認める
ということです。
もちろんこんな考えもあります。
まだ子どもなんだから・・・
まだ赤ちゃんだから・・・
まだ3歳だから・・・
まだ小学生だから・・・
いろんな「だから」が子どもの可能性を縮めてしまいます。
では、
人として認める
ということはどういうことなのでしょうか?
それは、意思(考え)を持ち、自ら行動することができるという状態であり、いつからそのような状態であるかというと・・・
産まれてから
です。
産まれてすぐ自発的に呼吸を始め、音を聞き、いろんなものに触れ、まだまだ視力はぼやけながらも動きに関しても様々な情報を得ます。そして機嫌が悪ければ泣き、うれしければ笑い、親の微笑みかけにも応えてくれます。
おなかが空いたら食べ、眠たければ寝て、触れたいものに触れ、口に入れたいものを何でも入れようとしますよね。
結論からいうと、産まれながらにして、様々な情報を得る力、そして様々な心情から意欲、そして行動へとつなぐことができるんです。 つまり人、立派な人間です。
だからこそ、「だから」と決めつけず、〇〇しようとしているんだ! 挑戦している! 頑張っている! とすべての行為をちゃんと受入れていきたいですね。
そうすれば、子どもに対する声掛けに「愛情」が含まれます。
比べてみてください。
①いい加減にお兄ちゃんだから、甘えないの!
②お兄ちゃんでも甘えたいときはあるよね!
この差は認めていくか、ちゃんと気持ちを受け止めているかの違いです。
子どもらしく育ってほしいと願うのであれば、②の意識を持ちたいものです。
子どもは子どもらしく、子どもも人として、支えていきたいと願います。