簡単な言葉から見える心の在り方
子どものイヤイヤ期、また思春期からくる反抗期
育児において様々な
壁
が現れます!
思ったようにしてくれない・・・
何してもイヤイヤで我慢の限界・・・
声をかけても返事もしない・・・
そんなときに感じる育児の壁、つまり子どもとの壁です。
その壁とは、ネガティブな側面のように感じますが、実は非常に重要なポジティブな側面もあるんです。
まずこのぶち当たった壁は、地球の端から端まであるものではなく、どこかで途切れています。
また高さも100メートルばかりではなく、一部の乗り越えれそうな部分もあるのが「育児の壁」の特徴です。
その途切れている部分や低い部分は、別の言い方をすると、「話を聞ける状態」を意味します。
感情的になっていたり、怒鳴り散らかしている状況では、誰も冷静に話を聞く、理解する状況ではありません。
すこし落ち着いてから、途切れている部分と低い部分を確認し、少しずつ少しずつその途切れている部分を広げ、また低い部分を広げていきます。
そうすることで親と子の良好なコミュニケーションが成立するんです。
あと経験上ですが、重要なことは、「会話コミュニケーション」です。 指摘や指導、注意は一言で済みますが、「なんでまたするの!」「いい加減にしなさい!」などは聞きなれた言葉なので、子どもたちも自然と聞き流してしまいがちです。
日常的な会話の中で、いかに自然に「伝えたいこと」を入れていくか!です。
(例)食事の時、学校での出来事を話し始めた時、「へえ~、そうなんだ」「なるほどね」と共感しながらすすんでいきます。
会話が少し落ち着いた時に、切り出すのは、「あっ、そういえばこの前のいたずらだけど、あれはダメだよ、早めに気付いたからよかったけど、もしかすると大けがだよ。次はしないでね。」
感情的に叱るより、伝えたいことを伝えたいトーンで、子どもが聞ける状態のときに、伝えること。
これが壁を壊す、1つの些細なコツだと思います。
子どもとのコミュニケーションに悩んでいる方、10回のうち、1回ぐらいから始めませんか? そうすることで、1回が2回、3回が5回と日常的に変化してくるはずです。