簡単な言葉から見える心の在り方
どのような子どもかを表す表現として、よく「長所・短所」を用いることがあります。
よくあることですが、同じ子を見てAさんはこういいます。
あの子の長所は〇〇です。
あの子の短所は△△です。
そしてBさんはこう言います。
あの子の長所は△△です。
あの子の短所は〇〇です。
同じ子どもであるにも関わらず、見る方の見方で、またどこを見るかで〇〇は長所にもなり、短所にもなる。同じように△△は長所にもなり、短所にもなります。
ということは、どう捉えるかでその解釈はいかようにも変化するということです。
では同じような言葉の「利点、欠点」を例に解釈を広げてみましょう。
利点は有利な点、つまりアドバンテージということですが、欠点は不利な点、つまりでディスアドバンテージとなります。
ここでは欠点について深めていきますが、欠点とは本当に不利なこととして捉えていいのでしょうか?
先ほどの長所、短所は一体的と表現したように、欠点も必要であるという解釈をすると、こうは考えられませんか?
欠点とは・・
欠けている部分、不利な部分ではなく、
その人(子ども)のよい所を更によく輝かせてくれるために
欠かすことのできない点
と考えると、どのようなことにもある程度、ポジティブに受け入れることができますよね。
私も以前からこう言われたことがあります。
「優しすぎるのが、あなたの欠点」と...
でもそれは私にとって自分らしい欠点(欠かすことのできない点)であると考えると、自分らしくいれるような気がしています。
読んでいただいている方にも必ず欠点があるはずです。でも
それを含めて
自分である
と自信を持っていいと思います。 だってそれは欠かすことのできない「あなたの良さ」でもあるのですからね。