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松尾肇浩プロは長崎文化放送が厳正なる審査をした登録専門家です

親たちの理由 ~急がせるのはなぜ?~

松尾肇浩

松尾肇浩

テーマ:#子どもの未来

数回にわたり、続けてきました「僕たちの理由」を今回から、
「親たちの理由」として、今度は親の立場として考えてみましょう。

親が子どもに声をかける時、よく使うフレーズは、

早くしなさい

急ぎなさい

いつまでかかるの!

また同じことをして!


このどれかは1つぐらいは使ったことがあるのではないですか?

決して一方的に使ってはいけないということではありませんが、
どうして親はそのように急かすような声をかけてしまうのでしょうか?

まず理由①
親のスピードに比べ、子どもは時間がかかる。結果として遅く感じてしまう。

理由②
親は何かと忙しく、次にすることが目の前に来ている。だから
焦ってしまい、子どもも急がしてしまう。

理由③
ただ単に口癖のように考えもせず、言ってしまう。

などでしょうか?

とすると、解決・解消する考え方はこうです。
解決①
そもそもスピードが違うと考え、先に子どもに取り組んでもらい、出来るタイミングを同じにする。
解決②
忙しく、急いでもらいたいときは、素直に「急いでる」ことを伝え、そんな時は大人がぱっとやってしまいましょう。そうすればイライラしません。
解決③
口癖は少々改善するには、時間がかかります。とすると言ってしまうことは避けられないとすれば、言い方を変えてみましょう。
「急ぎなさい」「早くしなさい」 ⇒ 「スピードアップ」
などです。伝えたいことは同じですね。 でも「・・・さい!」というちょつと強めの命令口調は確実に変わります。
ということは、受け取り方も柔らかくなるということです。

子どももゆっくり、じっくりすることが認められている一方で、親にも急がせてしまう理由があります。

でも急がせて、イライラしたり、ケガや事故が起きてしまうより、楽しく笑顔で終われるようゆとりを生み出したいものですね。

ゆとりは時間ではなく、考え方から生み出されるものです。
大人の都合は大人の都合。 子どもには子どもの都合があるものです。 そう考えることも「ゆとり」を生み出す秘訣です。

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松尾肇浩
専門家

松尾肇浩(保育施設の運営)

社会福祉法人 正道会

保育園の運営に加え、学童保育や子育て支援施設などの事業も展開し、多種多様な人の居場所づくりに力を入れる。子どもを取り巻く環境が変化する中、ICTなどを取り入れて時代に合わせた保育のアプローチも追求。

松尾肇浩プロは長崎文化放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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