簡単な言葉から見える心の在り方
保育でも育児でも共通する部分はたくさんあるものです。
保育の中でも大切な環境を、
①人的環境(親、先生、お友達、近所の方等)
②物的環境(室内遊具、机、教具、おもちゃ等)
③空間的環境(食べる、遊ぶ、寝るなどのバランスの取れたッ空間)です。
これらを家庭に置き換えると、
①人的環境で大切にすることは、親の応答、援助、又は兄弟姉妹やいとこ同士、おじいちゃんやおばあちゃんなどとの関わり
②物的環境で大切にすることは、興味や関心に応じたおもちゃや遊具など「やりたい」という気持ちを第一に、準備すること
③空間的環境として大切にすることは、例えばよくリビングスタデイと言われますが、子どものやりたい、集中できる空間を確保しつつ、「見える、見守れる」ような空間を意識することです。
学童期の後半や青年期になると、自分だけの居場所を欲しがります。これも決して悪いことばかりでもありません。
自分という存在を、見つめなおし、内面的に熟成するためには一時的に必要な時期もあります。
でも自然と一緒にいることが自然となり、一緒にいても、「その子」に対しての理解や適切な距離感があるため、邪魔にはならず、適切な人間性の豊かな距離を創り出すことができます。
人と関わったり、誰ともかかわらなかったりしながら、人は人間という存在を作り上げるのでしょうね。
悩んだり、辛かったり、どうしようもない時の原因は「人」であることが多いです。
でも悩みを解消したり、辛さを分かち合ったり、どうにか一緒に考える時も、助けてくれるのは、「人」です。
人との時間の有難さ、人との時間の限りある豊かさを今一度、再認識していきましょう。 これからの子どもたちには一番、伝えたいことの1つです。