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松尾肇浩プロは長崎文化放送が厳正なる審査をした登録専門家です

育児のミカタ ~捉え方で変わる育児~

松尾肇浩

松尾肇浩

現在、様々な育児書があり、またインターネット上(このコラムを含めてですね・・)にも膨大な情報が溢れています。

そこから何かを得ようとすると、あそこには「こう書いてあった」でも「あそこには・・・」と混乱するケースもあることでしょうね。

今回は1つ1つの情報のよし悪しは別として、ある一つの大切な「物事の捉え方」についてお話させてもらいます。

例えば、勉強の点数がわかりやすいので例にだしてみますね。

ある子(いつも60点ぐらいが平均点な子)が国語の点数で

60点

を取りました。
ここでこの60点をどう捉えるかで、子どもに対する声掛けが大きく変わります。

「また60点・・・もっと勉強しないと、点数は上がらないよ」
「今回も60点取れたね、どうしたらもう少しあがるかな」
つまりこの60点を肯定的に捉えるか、否定的に捉えるかです。

私たちはどうしても目立つこと(課題、マイナス点)に注目しがちです・・・例えば10のうちで9問正解していても、間違えた1問を見てしまいがち・・・

できた9問をみることの方がもっと大切なのに!です。

特に子育てや人間関係において、目を向けて捉えるべきなのは、

できている部分、がんばっている部分


ではないでしょうか? いつまでも「できなこと」「できていないこと」にばかり目を向けていると、どうしても声掛けは否定的、圧力的、指導的になりがちです。

10のうち1つだけでも「いいこと」として捉える考え方を持ちたいものです。 そしてその1つは、別の言い方をすると、その子にとっての

希望

ともいえるのではないでしょうか?   

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松尾肇浩
専門家

松尾肇浩(保育施設の運営)

社会福祉法人 正道会

保育園の運営に加え、学童保育や子育て支援施設などの事業も展開し、多種多様な人の居場所づくりに力を入れる。子どもを取り巻く環境が変化する中、ICTなどを取り入れて時代に合わせた保育のアプローチも追求。

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