子どもたちの未来を守る ~誰にでも起こります~
様々な問題を解決する方法は、多種多様にあります。
私たちが問題に直面した時、どうしても限られた「答え」を求めるものです。
そのほうが楽ですし、悩む必要がないからです。
でも時として答えを出すことが答えではなく、
答えを出さないことが「答え」である場合もあります。
「行きたくない理由」に答えを求めすぎると、逆に子ども自身が自分を守ろうとして閉じこもります。一般的にいう「引きこもり状態」です。
では「答えを求めない」ために必要なのは、「
時間
をかけるということです。
急がず、焦らず、まず今の環境から距離を置くことです。
そして時間をかけて、時間をかけて、少しずつ子ども自身が今の自分と向き合う時間をちゃんと保証していくことです。
人間、だれでもそうですが、いやなことは忘れません。でも時間が経つにつれて、少しずつ薄れていくことも事実です。
様々な問題を抱えている子どもたちに必要なことは、
ゆっくりできる時間、考える時間、悩む時間
をちゃんと準備していくことです。
子どもたちもちゃんと考えていく力を持っています! 考えを押し付けず、社会的なルールだけを教え込まず、まず自分を守ることを優先していきたいものです。
それがちゃんとできていないケースが多いことが、今の不登校や引きこもりの児童が増加している原因の1つだと考えてしまいます。
子どもの未来を守るには、私たち自身が考え方を変える必要もあるのではないでしょうか・・・
そう教えてくれたのは、悩みを抱えながらちゃんと頑張っている子どもの姿です。