育ちの土壌 ~乳児幼児期に必要なこと⑦~
昨日からの続きです・・・
学ぶことの目的を持つために必要なことは、ずばり「〇〇」です。
いよいよ〇〇についてお話したいと思います。
ずばり
遊び
です。
遊びが、学びの意欲に繋がる? そう感じる方もいるかもしれませんが、以前学習意欲がなくなり、それに伴いやる気も減少、学校にも行けなくなった子と話したことがあります。
その子は、自身の育ちを振り返った時に、こう言っていました。
何かに夢中になって遊んだ経験がない
それは何を意味するのかというと、遊びが自ら生み出され、飽きるまでやり続けられるものではなく、ある程度のところで「はい、終わり」「今度はこれ!」「いい加減にやめなさい」など中断させられ続けてきたという経験が、結果として「学習への目的」や「学びへの探求心」の機会を減少させてしまつたということになります。
よく遊び=学びと言われます。その通りです。
遊ぶということは、
※自分の好きなことを始めることであり、
※その好きなことをとことん追求する行為でもあり
※その行為の繰り返しが「学びへの目的定着」の成功体験となるんです。
よく遊んだ子は、よく学びます! 常に創意工夫を繰り返し、改善方法を模索し続けます。
学童期、青年期に机上の学びが始まった時、知ることの意味や学ぶことの目的を感じることでしょう!
しかし同時に考える必要があるのは、学びを提供する保育士、教師などの関わりでも大きな差が生まれるということです。