簡単な言葉から見える心の在り方
買い物の帰りは、3つのパターンがあります。
歩いて帰るパターン
車で帰るパターン
公共交通機関で帰るパターン
です。
今回は「車で帰るパターン」のチャイルドシートを考えてみましょう。
新生児の頃は、まだ動きが大きくないため、すんなり!すっぽりと定位置に収まってくれます。
が!・・・
1歳を過ぎ、2歳になると、一気に探索行動が拡がる、つまり興味や関心が広がってくる、同時に「自分はこうしたい!」「あれは嫌だ、いやだ」という自己主張も出てきます。
この時が、一番の困り時です!
親の「してほしい」思いと、子どもの「したくない」思いのぶつかり合いです。
親の気持ちが強いと、子どもは同じエネルギーで反抗してきます。「まあ、いいや」とあきらめると、さらに「自由奔放な行動」はエスカレートしてきます。
では、どうすることが最適なのでしょうか?
答えは「あきらめること」です。 でもこれは「ギブアップ」ではなく、「あきらかに、子どもの思いを認める」という意味の「あきらめる」です。
今回はチャイルドシートなので、例を挙げてみます。
いざ、座ると嫌がり始めたぞ~という時、
子どもの思いは、動きたい気持ちで満ちています。 そうであれば買い物中は、できるだけ動けるようにしてあげましょう。
そうすれば、買い物中の「動」という動きが満たされ、チャイルドシートの「静」という状態を容認しやすくなります。
言葉としては、買い物中に「あっちに行ってみようか?」
「お肉コーナーに行ってみよう」「おさかないるかな?」とたくさんの興味を満たします。
そして車に乗るときも、「ちゃんと座れるかな?」と問いかけると、それまでの会話のやり取りや満たされた行動があるので、「いや!」という拒否行動は起こりにくくなるんです。
でも安心しないでください。 それでも嫌がる子はいます。
そんなときは、折れずに貫き続けることです。
だってチャイルドシートは、命を守るものですからね。
命を守るのは、親の務めです。
今回は長くなり、文章的に脱線してしまうこともありましたが、思うがままの気持ちを受け止めてもらえると、有難いです。 最後までお付き合いいただきました。感謝です!