夏休み② ~不登校児を支えた経験から感じたこと~
皆さんは、長期休み明けの子どもたちの心について、どれだけの関心をお持ちでしょうか?
新学期を楽しみにしているはず・・・
新しい挑戦にワクワクしているはず・・・
いつもと同じように・・・
そう感じている子どもばかりではありません。
行かないといけないのに、行けない・・・
誰かの期待に応えないといけないのに、応えれない・・・
自分の心に、別の自分を作って、どうにか日々を過ごしている子。
これらを誰かのせいにしても、原因を追究しても本当の解決には相当の時間がかかります。
であれば、子どもたちの「今の声」をちゃんと受け止め、守ることが何よりも大切です。
ここで1つの事例を紹介します。
高校生の子です。
いつも元気で、明るく、人気者ですが、お友達付き合いに悩みを持ち、心身共に疲れ果てています
でも「がんばれ」
「できるはず」
「乗り越えろ」
そんな励ましを受けて、笑顔で登校しますが、やはり足(こころ)は学校に向きません。
行くところもなく、逃げる場所もなく・・・
でも「がんばらなくてもいい」
「できなくてもいい」「乗り越えなくてもいい」
そう言ってくれる人が一人でもいれば・・・
休める時間、距離を置ければ、子どもたちの命は守られるんです。
子どもたちの休む権利、教育を受ける権利、様々な権利を認めていくことが、生きる権利に繋がります。
繰り返しになりますが、こう伝えていきたいと思います。
「がんばらなくていい、ただいるだけでいい」
「できなくてもいい、ただやろうとするだけ」
「乗り越えなくていい、ただ方向を変えて進むだけで」
子どもたち一人ひとりに未来と希望があることを信じて支え続けます!!