簡単な言葉から見える心の在り方
育児は字のとおり、児(こども)を育てるということですが、それだけではなく、実は自(自分・親)を育てるという側面が大いになることをご存じでしょうか?
私自身が育児に大いに悩んで沼に入り込んでいた時、ノートによく記載して自分の育児を振り返っていました。
そこにはこう書いてあります・・・
「パパは何で怒っているの? いつも怖い顔してるよ。」
「いつもご飯作ってくれてありがとう。おいしいけど残しちゃった、ごめんね、次はちゃんと食べるから」
「いつも携帯の充電は気づくのに、僕のさみしさには気づかないね。僕も充電が切れかけているんですが・・・」
何か気づきませんか? これらは私(親)がこう感じたとか、こう思うという主語ではなく、「僕は・・」つまり子どもを主語として書いていました。
なぜかというと、子どもはたぶんこう考えているのかな? 自分の姿、自分の言葉を受け止めて、言葉には出ないけど、子どもの様子から推測したものです。
だからこそ、自分(親)は、こうあるべきだ。 ちゃんと育児しながら、育自(自分を成長させなきゃ)しないと! と振り返っていたものです。
そのおかげで、相手のことを考え、自分がどうあるべきかという学びの時間を持つことができたと思います。
親が子どもを育てるのではなく、子どもが「親らしく」育ててくれるんですね。 育児とは面白いものです。 それではまた次回・・・