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本村秀昭

「お墓ディレクター1級資格」を持つ、頼れるお墓のプロ

本村秀昭(もとむらひであき) / 霊園業

公益社団法人 西部霊苑

コラム

第102回「納骨堂・永代供養へのお参り」

2023年2月22日

テーマ:納骨堂・永代供養へのお参り

コラムカテゴリ:冠婚葬祭



こんにちは、西部霊苑です。
今回は「納骨堂へのお参り」についてお話をしていきたいと思います。

【納骨堂の種類と注意する点】

納骨堂にはいくつかの種類があります。簡単に例をあげると
・仏壇式
・ロッカー式
・位牌式
・墓石式
・切り替えマンション式
などです。
納骨堂のよい点は屋内にあるため、天候に気を遣うことなくお参りができることです。
注意する点としては、屋外にある霊園や墓地とは違い、納骨堂の管理者が時間によって施錠するため、朝早すぎる時間や遅い時間には入場できないことがあるため、あらかじめ注意が必要です。
また、屋内にあるので水や桶などを使った掃除の必要がないというところも霊園や墓地と違う点でしょう。
足元への注意や掃除の負担がないため、特に体に気を使われている方には利点が多いのではないかと思います。

【お参りに持っていくものの注意点】

納骨堂へお参りのときと、お墓参りのときに持っていくものにもいくつか違う点があります。
まず、お参りに使う数珠はどちらも共通です。
ろうそくやお線香、ライターについては、区画内に保管するスペースが設けられている場合は持っていく必要がありませんが、そうでない場合はお参りの際に持っていく必要があります。
例えば仏壇式の納骨堂の場合、下段付近にお参りの為のお線香を保管する引き出しがある場合は利用出来ます。
しかし、広い空間や棚に他の方の位牌とともに並べられている位牌式の納骨堂や、お参りする方の位牌が自動で切り替えられるマンション式の場合で個別に保管するスペースが設けられていない場合、お参りのつどに持っていく必要があります。

お供えものについても違いがあります。もちろんそれぞれの納骨堂によって決められたルールで異なる部分ではありますが、個別の仏壇式の納骨堂の場合頻繁にお参りが出来る場合は生花やお菓子などの生ものをお供え出来る場合があります。

個別にお供えが出来るスペースがあっても生花やお菓子はお参りの時のみで、帰る際には持って帰るようにされている場合や、禁止されている場合もあります。
ロッカー式や位牌式でお供えするスペースが設けられていない場合はお供えはせずお線香のみでお参りをする場合もあります。

【服装について】

納骨堂へのお参りの服装はお墓へのお参りと違いはなく、あまり派手な服装でなく、落ち着いた色味のものであればよいかと思います。
水拭きなどの必要がないため、衣服の汚れに注意しなくても良いという利点があります。
また、屋内にあるため、日差しの対策や寒い日の防寒についても気をつかわなくてもよい点もよい部分かと思います。

【納骨・法要の際の読経】

お墓の場合と同じく、納骨のときの読経は僧侶の方にをお願いすることが出来ます。
また年忌法要の際にも希望があれば読経をお願いすることが出来たり、お寺が管理する納骨堂の場合はお寺で読経がすすめられていることもあります。

いかがでしたか。
納骨堂へのお参りは場所によってルールが違うところもありますので、
親戚の方が契約されている・慣れていない所へのお参り際などには、事前に持っていくものや、それぞれの納骨堂のルールを
確認しておくと安心かと思います。
それでは次回もよろしくお願いいたします。

この記事を書いたプロ

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