- お電話での
お問い合わせ - 0958-48-2938
コラム
第111回「お墓のシミのお掃除」
2023年11月30日
こんにちは、西部霊苑です。お墓参りや季節のことなど、何かのお役にたてる情報を発信していければと思います。
さて11月も終わりに近づき、今年も年末が近づいてきました。
12月に入ると一年の汚れを落とす大掃除にかかる方もいらしゃるのではないでしょうか。
年末やお正月は親族が集まってお墓参りをする機会もあるため、一年の感謝の気持ちを込めてお墓のお掃除をされる方も多いかと思います。
今回は古くなったお墓でみられるシミについて、またその掃除方法についてお話させていただこうと思います。
【お墓のシミ、よごれ】
建立されてから長い年月が経つといろいろな汚れがついています。
よく見られる汚れとして、
・黒いシミ・汚れ
・白いシミ・斑点
・赤い変色 などがあります。
【黒いシミ・汚れの原因、お掃除】
黒いシミ・汚れは雨などに含まれる汚れが乾いてついた水垢や鳥や虫の糞などの汚れです。
水を含ませたスポンジなどでこするなどでお掃除をします。あまり硬いたわしなどで強くこすってしまうと細かい傷がつき、また汚れが付きやすくなってしまうので注意をしてお掃除を行ってください。
また墓石のお掃除では一般的な家庭用の洗剤の使用はあまりよくないとされています。
石は硬く密度の高い塊ようですが、墓石で使われている素材の種類によっては細かい隙間がありスポンジのように石の中に水分が吸い込まれるようなものもあります。
洗剤を使うとこの微細な隙間に洗剤の成分が入り込んでしまい、石を傷め、変色させてしまうこともあります。
洗剤を使用する際にはお墓専用として販売されているものを使用します。
洗剤を使用する場合は希釈の指定を守ったり使用後にしっかりと中和剤を使ったりなど、使用上の決まりをしっかりと守って使用するようにします。
【白いシミ・斑点の原因、お掃除】
古いお墓によくみられる白いシミ・斑点の原因はコケやカビの場合が多いようです。
軽くこすってみて緑になるようであればコケが原因の汚れです。
基本的にこれらも水を付けたスポンジでこすって汚れを取ることでお掃除出来ますが、場合によってはヘラのようなものでこする必要があることもあります。
傷が気になる場合は、こちらもお墓専用の洗剤を使ってお掃除したがよいでしょう。
コケやカビをそのままにしておくと墓石の劣化を早めてしまいます。
出来ればこうした汚れに気づいたらこまめにコケやカビの根が残らないようにお掃除をすると良いかと思います。
【赤い変色の原因、お掃除】
お墓の赤い変色、汚れの原因は墓石に含まれれる鉄分が参加したいわゆる錆の汚れです。
汚れが軽い場合は水洗いでとることが出来ます。
錆汚れが多い場合でも、お墓用の洗剤を使ってしっかりお掃除をすると内側から染み出してくる汚れを取ることが出来る場合もあります。
こうした錆汚れをそのままにしておくと、墓石のまわりの金属の装飾などにも汚れが移ってしまうこともあるようなのでこまめにお掃除するほうがよいでしょう。
墓石にはさまざまな種類がありお手入れ方法もそれぞれです。
慣れていない場合、逆にお墓を傷めてしまったり、傷やシミが広がることにもなるので、お墓のお掃除のプロに依頼して安全にお掃除をするほうが良いかもしれません。
自分で行うときは洗剤の使用方法を守り、目立たない場所から少量試して行うなど十分に注意を払いながら行ってください。
一年の終わりには改めてお墓もしっかりとお掃除をし、ご先祖様への感謝の気持ちともに、気持ちいい新年を迎えていただければと思います。
それでは次回コラムもよろしくお願いします。
コラムのテーマ一覧
- 春のお彼岸
- 自分史を作る
- お墓参りの念仏、お題目
- お墓の虫よけ
- お墓のシミのお掃除
- 祥月命日と月命日
- お墓参りの負担を減らすリフォーム
- 春秋のお彼岸の日
- お盆の準備
- お墓さがしのポイント
- 忌明けのお墓参り
- 花まつり・灌仏会と春のお墓参り
- 納骨堂・永代供養へのお参り
- 冬のお墓参り
- 年始のお墓参り
- お卒塔婆
- お墓の戒名・法名入れ
- 仏花のマナ
- お彼岸
- お盆の由来
- 弔い上げ
- 納骨式の作法
- 彼岸会
- 喪中・忌中で注意したいこと
- 苗字が違う方が同じお墓に入ること
- お墓参りの作法の違い
- 宗派ごとのお墓の違い
- お墓の建て替えについて
- お墓の建立について
- お盆
- 永代供養
- 納骨堂について
- お墓が倒れてしまった場合
- 生前墓(寿陵)について
- 春の仏花
カテゴリから記事を探す
本村秀昭プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。