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コラム
第103回「花まつり・灌仏会と春のお墓参り」
2023年3月30日
んにちは、西部霊苑です。
さて、穏やかな陽を感じることも多くなり、春の訪れを感じる時期となりましたがいかがお過ごしでしょうか。
今回は「花まつり・灌仏会と春のお墓参り」についてお話をしていきたいと思います。
【花まつり・灌仏会とは】
花まつり・灌仏会(かんぶつえ)とはお釈迦様の誕生日を祝う仏教行事で、他にも降誕会(ごうたんえ)や仏生会(ぶっしょうえ)と言われることもあります。
4月8日はお釈迦様の誕生日とされ、全国のお寺などでさまざまな催しが行われています。
花まつりでは、花御堂(はなみどう)と言われるお花で華やかに飾り付けた小さなお堂に誕生仏と呼ばれる仏像を祭ったものにひしゃくで甘茶をかけます。
これは誕生したばかりのお釈迦様を祝う9匹の龍が産湯として甘い雨を降らせたとされることをなぞらえて行われているそうです。
またこの花まつりの日に甘茶をいただくと縁起が良い、不老不死になるなどとされており、甘茶が振舞われていることもあります。
甘茶はお砂糖などが入れられているわけではなく、そのままで甘みを感じるお茶です。
花まつりに参加出来ない場合でも、自宅で甘茶を飲まれてみるのもよいかと思います。
【花まつりの日の地域による違いなど】
こうした甘茶をかける灌仏以外にも、花御堂を背中に乗せた白い大きな象の置物が飾られているお寺や、独特な節まわしでお釈迦様の誕生の奉読が行われたり、華やかな平安装束を着た子供たちが街を練り歩く稚児行列が行われる地域もあります。
また花まつりはお寺以外にも花の名所になっている観光庭園やお城などでも、春のお花のお祭りと合わせてお釈迦様の誕生日をお祝いする花まつりが行われたり甘茶が振舞われるところもあります。
上では4月8日を花まつり、お釈迦様の誕生日とお話しましたが、これは地域によって異なることもあります。
旧暦の4月8日、今年の場合は5月27日(土)、2024年では5月15日(水)に行われる場合や、月遅れの5月8日に行われる場合もあります。
日蓮正宗のお寺では花まつりは行われないなどもありますので、地域のお寺がいつ花まつりを行うのかを調べてから参加するとよいかと思います。
【春のお墓参り】
暖かくなりだしたこの時期はもちろんお墓参りにも気持ちがよい季節です。
見晴らしがよい場所にある墓地やお寺の管理する墓地、季節のお花などが植えられている霊園などでは鮮やかで優しい色のお花や心地よい風の中で春の訪れを感じながらお参りをすることが出来るかと思います。
今年も厳しい寒波など気も滅入ってしまうこともある冬も終わり、春が訪れました。
お墓参りをしてご先祖様に日頃の感謝や報告、家族やご先祖様との繋がりを感じる時間を過ごしていただければと思います。
いかがでしたか。
それでは次回もよろしくお願いいたします。
コラムのテーマ一覧
- 春のお彼岸
- 自分史を作る
- お墓参りの念仏、お題目
- お墓の虫よけ
- お墓のシミのお掃除
- 祥月命日と月命日
- お墓参りの負担を減らすリフォーム
- 春秋のお彼岸の日
- お盆の準備
- お墓さがしのポイント
- 忌明けのお墓参り
- 花まつり・灌仏会と春のお墓参り
- 納骨堂・永代供養へのお参り
- 冬のお墓参り
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- お墓の戒名・法名入れ
- 仏花のマナ
- お彼岸
- お盆の由来
- 弔い上げ
- 納骨式の作法
- 彼岸会
- 喪中・忌中で注意したいこと
- 苗字が違う方が同じお墓に入ること
- お墓参りの作法の違い
- 宗派ごとのお墓の違い
- お墓の建て替えについて
- お墓の建立について
- お盆
- 永代供養
- 納骨堂について
- お墓が倒れてしまった場合
- 生前墓(寿陵)について
- 春の仏花
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