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本村秀昭

「お墓ディレクター1級資格」を持つ、頼れるお墓のプロ

本村秀昭(もとむらひであき) / 霊園業

公益社団法人 西部霊苑

コラム

せいぶれいえんコラム 第83回「お盆について」

2021年7月21日

テーマ:お盆

コラムカテゴリ:冠婚葬祭



こんにちは、西部霊苑です。
お墓参りや季節のことなど、何かのお役にたてる情報を発信していければと思います。
さて、梅雨も終わり暑い時期となりました。夏と言えばお盆ですね。
今回は「各地のお盆」についてお話していきたいと思います。

【お盆とは】

お盆とは日本古来からの祖霊信仰と仏教の思想が合わさって生まれた風習であり、純粋な仏教行事とはやや異なる、おもむきのある行事になります。
仏教には盂蘭盆会(うらぼんえ)というものがあり、旧暦の7月15日を中心としたその前後の7月13日から16日の4日間に行われ、餓鬼道ににおちた古代インドの修行者目連の母を供養したとされる話に由来しているそうです。
現在の日本では8月15日を中日に、8月13日~16日の4日間にご先祖様の供養をする風習として行われます。

【地域によって異なるお盆期間】

全国的にお盆は8月13日~16日の4日間に行われることが多いのですが、明治6年に旧暦から現在の新暦(太陽暦)に暦の基準が変わったため、地域によってはお盆を行う時期に違いが生まれました。
下のようなおおよそ3つの時期の違いがあります。

・8月15日のお盆(月遅れ盆)
旧暦から新暦に変わった際、新暦でもお盆を7月15日にすると政府の勧告が行われたものの、新暦での7月15日頃は農繁期であったため、時期をずらし8月15日に「月遅れ盆」として行う地域が多く現われました。その後全国的にこの月遅れ盆の時期が広がり、現在ではほとんどの地域が月遅れ盆をお盆の時期と認識しています。

・7月15日のお盆
同じく旧暦から新暦に変わった際に、お盆を新暦7月15日に行っている場合のお盆期間です。
東京などの大都市や東北の一部など、農繁期の影響が少ない地域では改暦後の新暦でも7月15日にお盆を行っています。
ちなみにこうした地域では8月のお盆休みは夏の連休として7月のお盆は特に休みはなく行うようです。

・年によって変わる地域(旧盆)
改暦後も旧暦の7月15日にお盆を行っている場合、新暦では毎年日付が変わるため、年にによっては9月にお盆期間となる場合もあります。沖縄ではこの旧暦に合わせてお盆が行われているようです。

【地域ごとのさまざまな風習】

お盆に行う行事や風習は地域ごとにさまざまなものがあります。
地域の住民が集まって盆踊りを行う地域や、ご先祖様の霊を迎えるためにきゅうりやなすで精霊馬という動物に見立てた飾りを用意する地域も有名ですね。
長崎やその周辺県では精霊船や灯篭を使った精霊流しを行います。また初盆の家ではお墓で花火をする風習も独特で有名です。
広島ではお盆の時期には盆灯籠という華やかなお盆飾りがあり、この時期に訪れるとコンビニなど身近なお店の店先でも売られているのを目にする事が出来ます。

お盆には地域ごとに独特の風習が行われている所も多いので、お盆に近い時期に各地へ移動することがある場合、こうした地域のお盆の風習に目を向けてみてもおもしろいのではと思います。
それでは次回コラムもよろしくお願いします。

この記事を書いたプロ

本村秀昭

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