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本村秀昭

「お墓ディレクター1級資格」を持つ、頼れるお墓のプロ

本村秀昭(もとむらひであき) / 霊園業

公益社団法人 西部霊苑

コラム

せいぶれいえんコラム 第82回「永代供養について」

2021年6月16日

テーマ:永代供養

コラムカテゴリ:冠婚葬祭



こんにちは、西部霊苑です。
お墓参りや季節のことなど、何かのお役にたてる情報を発信していければと思います。
前回は納骨堂について改めてまとめてお話をさせていただきましたが、
今回はその中で出てきた「永代供養」について、もう少しお話していきたいと思います。

【永代供養とは】

お寺や霊園などが長い期間供養を行うことを永代供養(えいたいくよう)と言います。
ここで言う長い期間とは寺院や霊園などそれぞれによって異なりますが、おおよそ17回忌や33回忌、50回忌といった弔い上げなどの節目までの期間を、故人ごとの遺骨として安置供養をし、その後は、お寺や霊園が続く限り、共同墓地などで供養とされます。
これは、家族ごとのお墓での遺骨の保管でも17回忌や33回忌、50回忌といった節目のあと、お墓のカロートの中の敷き砂に遺骨を撒かれることや、お寺などの共同墓地に収めてもらうものと近い考え方ではないかと思います。
また、はじめから合祀の場合もあります。

【永代供養の種類】

永代供養の種類としてはおおよそ、
・個別安置
・合祀
があり、故人ごとの遺骨を管理する個別安置では上記のように17回忌や33回忌、50回忌といった節目で合祀として供養されます。
また、永代供養で合祀とされている場合は、契約した当初から他の方の遺骨とともに合祀墓で供養されます。
またそれぞれに、
・屋内型
・屋外型
があり、屋外型の場合、納骨塔などのモニュメントのもとに故人ごとの遺骨を安置するもの、
同じくはじめから合祀墓として供養するものがあります。
屋内型の場合、前回のコラムでお話したような棚式・ロッカー型、仏壇型、位牌型、搬送型、室内墓型などの納骨堂での供養ののち、17回忌や33回忌、50回忌といった節目で合祀としての供養となります。

【永代供養の利点】

家族ごとのお墓の場合、お墓の管理費や、お墓の掃除などが必要になるため、跡継ぎなども考えると、こうしたことが負担に思われる方もいらっしゃるかと思います。
また、故人の希望で他の方と一緒ににぎやかに供養されたい、お墓の管理の負担を遺族にさせたくないといった理由で永代供養を希望される場合もあります。
また、管理費の面では個別のお墓の場合、毎年、または数年に一度、墓地の使用料を管理者に支払う事になりますが、永代供養の場合は、契約時に一括して管理費を支払えることもあり、後々の支払いについて気を使わなくていいということもあります。
上記以外として、お墓で供養していたものの、遠方への引っ越しなどでお墓参りや管理が難しくなり、お墓の移転も難しい場合に、永代供養の利用に変更する場合もあります。

永代供養は変わりゆく生活様式での新たな需要から生まれた供養の形で、歴史は深くはなく、色々と新しい形が出て来ています。
個別のお墓であれ永代供養であれ、一番大切なことは故人への供養の気持ちです。
ご自身の生活環境にあった形で負担なくお選びいたければと思います。
それでは次回コラムもよろしくお願いします。


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