8)櫓太鼓奉納
櫓太鼓
奉納踊りとしては、相撲関係を奉納していました。
1821年(文政四年)の長崎くんちに西古川町が初めて『櫓太鼓』を奉納したといわれています。
大正五年奉納の写真です。
現在と違い、子供達が主役のくんちだったことが 窺えます。
おそらく、他町もそうだったのではないでしょうか。
さて、 大正五年に、奉納した角力踊ですが、
・櫓太鼓打込
・呼出し奴
・神相撲
・行司故実
・力士土俵入り
・角力踊
・大太鼓
となっていました。(櫓太鼓の後に本踊りを奉納したようです。)
なかなか昔のことですので、資料が残っているのは僅かでした。
本年奉納する櫓太鼓の曲は、「本櫓」という曲の一部です。
これは、昭和46年5月22日に、収録されたものを元に復元したものです。
その時、敲いたのは永田正男(63歳)さんです。
このくんちの写真は、おそらく昭和33年永田さん50歳の櫓太鼓奉納だったと思われます。
「本櫓」の意味は、「本朝櫓太鼓」ということです。
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