8)櫓太鼓奉納
飾(だし) は、
傘鉾の傘の上に、紫の絹をはり
中心に、大軍配で、表に日月を配し、裏に龍を配しています。
大軍配の裏面に重藤(しげどう)の弓
その重籐の弓に弓弦、つまり弓のつるを紫の布で結び
相撲故実の神代巻(かみよのまき)の軸
軸には、『天地初發之』(あめつちのはじめのとき)の表記があります。
(時の文字は、見えていません)
神代巻を納める軸箱を配しています。
何れも相撲由縁の品々等です
輪は、
紅(あか)ビロード張り(昭和33年は、七五三縄)
通常、他町では黒のビロード張りですが、西古川町では、相撲の色にちなんだ紅を採用しています。
相撲は国技で、神事です。相撲には四色の総(ふさ)があり、総(ふさ)は四体の神を表しています。
・黒い総 …… 玄武(げんぶ) 神は亀で、方角は北を向いています。
・赤い総 …… 朱雀(すざく) 神は鳥で、方角は南を向いています。
・緑の総 …… 青龍(しょうりゅう) 神は龍で、方角は東を向いています。
・白の総 …… 白虎(びゃっこ) 神は虎で、方角は西を向いています。
垂(たれ)は、
生地は白塩瀬羽二重
模様は 朽木捺染(くちきなせん)
三社神紋を金糸にて刺繍しています
垂は、大正五年製です。
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