相続の窓口公認の相続コンサルタント資格取得
2023年6月21日付けの信濃毎日新聞社発行の
「MGプレス」のトップに掲載された空き家活用
例は、私が売却をアドバイスした
「#農地・山林付きの相続空き家 」
でした。
<MGプレスの記事>
1)筑北村の農地・山林付き相続古民家活用
トップ記事 ・写真
https://mgpress.jp/2023/06/21/%e8%89%af%e8%b3%aa%e3%81%aa%e5%8f%a4%e6%b0%91%e5%ae%b6%e5%86%8d%e7%94%9f%e3%81%97%e5%be%8c%e4%b8%96%e3%81%b8%ef%bc%8d%ef%bd%a2%e6%b0%91%e5%ae%b6%e3%83%ac%e3%82%b9%e3%82%ad%e3%83%a5%e3%83%bc%e9%9a%8a/
(上記サイトをクリックしてご覧ください)
2)筑北村の相続古民家活用 記事
1.相続不動産(宅地・古民家・土蔵・農地(農
機具を含む)・山林・原野)=売却希望物件の所有
者は現在、物件(筑北村の古民家)から50km以上離
れた遠くの地を生活の拠点としている。
売却希望者から説明を受けたその問題点
① 古民家はカギをかけて閉め切った状態
(品質低下は免れない)
(防犯の点は隣地居住者まかせ)
② 農地を荒らして雑草状態にすると、隣地農
地耕作者に迷惑をかけてしまう
③ 所有農地の耕作状態を維持するためには、
田植え・稲刈り時期はもとより、それ以外
の時期にも週2回の筑北村行き管理が必要
④ 山林管理まではまったく手がまわらない
⑤ 相続所有者も年齢・健康の点から、このま
までの状態継続は無理
⑥ 家族からも「早く対処を」「死の前に処分
を」と迫られている
2.売却希望申し出の意思を確認した後、
① #物件現地の状況確認
(建物・土蔵の状態確認、田畑・山林の場
所と耕作状況確認)
② 公図・登記事項証明書の取得
(#未登記建物の有無確認 )
③ #相続登記処理状況確認 ・更正登記の必
要性
④ #売却価格 (#広告出し価格)の査定説
明
・納得了解しての確認
(農地・山林は実質無償でもOK、早期売却
処理優先での希望売価申し出あり)
⑤ 各種サイト(長野県・全国版)への売り物
件広告出し
3. 広告を検索した客からの問い合わせ・物件
内見案内への対応
➀ すべて長野県外からの問い合わせに対し
て延べ3年間にわたる物件案内展開
② 実際に物件案内したお客様は計18名
③ 問い合わせ客からの問い合わせ内容の特徴
:#農地取得方法 (農家証明・耕作証明)
に関する事項が最多
④ #古民家リフォ-ム費用 に関する問い合
わせもあったが、予想費用は返答しないこと
にした
(リフォ-ムは個々人で品質希望程度が大き
く異なり、費用差も大きいので、一概の想
定金額返答はかえって不適正となることを
考えての客対応・説明)
⑤ そのため、リフォ-ム業者も内見客自身で探
して、自分で折衝してもらうことにした
(業者によって古民家リフォ-ム技術差・見
積もり金額差が大きいため)
ただし、内見客からリフォ-ム業者紹介の要
請があった場合は、良心的なリフォ-ム業者
を紹介した
4.購入決定客の出現
(買主の感覚・背景および売主の協力)
① 古民家の良さを「#古民家が持つ雰囲気
が好き 」という感覚で受け止めてくれる方
であった
② #古民家をリフォ-ム することにより、有
する 資格を活用して個人事業用に活用可能と
のメリットを、内見客は見い出していた
(#空気と水 、#静けさ を#事業客に提供
することに よる誘客と社会貢献)
③ #リフォ-ム費用 はかなりの金額となるが、
都 会で住宅1軒を取得することを考えると、
安い買い物になると判断したようである
(住宅取得費に関して、#都会と田舎の感覚
差 の大きいことに、私は驚きを抱いた)
④ #良い自然環境 の中で、#子供たちを育て
たい
⑤ たまたま定年退職した父親が、農業の担い手
となる希望を示してくれている
(売主が農機具一式を無償譲渡してくれるこ
ともプラス思考になった)
⑥ 農業耕作には全くの素人である点については、
売主が2~3年間の指導・共同耕作を提案・約
束してくれた
⑦ #農地法3条申請 に関しても、売主は地域農
業委員・役場の農業委員会・産業農林課へ の
説明・届出に積極に活動・協力してくれた
5.空き家売却の#税金特例 と#リフォ-ム補助金
① 空き家を売却した売主には税金特例の適用
のアドバイス
② 空き家の買主には地方自治体による各種リフ
ォ-ム補助金に関するアドバイス
(注)それぞれの条件によって適用内容が異なるた
め、専門的な情報提供が必要
今回の古民家売却・活用が実現できるまでに、
か なりの時間と納得性を持った折衝を要したが、そ
の裏には関係した人たち との親身な話し合い・協力
・援助等、良い人間関係があったこと はもちろんで
ある。
もしあなたが、「#古民家・古屋・空き家を抱え 、
どうすればよいかに悩み・迷っておられる」場合、
少しでもこのコラムが参考となればと考え、経過報
告として掲載することにしました。
中古住宅や農地・山林の処分は、やはり法律
面や買手さがしに関して、かなりの工夫や専門的対
応がどうしても必要となってきます。
(誤った取り組みは後日問題化してしまい、後悔す
る事例をいくつか見てきています)
信頼できる専門家を探し出し、依頼・活用し
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