#農地付き空き家・古民家　の#相談受付け

2023年8月29日公開 / 2023年9月28日更新

コラムカテゴリ：住宅・建物

2021年10月、松本市空き家バンク事業者
登録後、いくつかの＃空き家・古民家
（農地付きもあり）の相談・対処に応じ
て、2年近くが経過しました。

そして一昨日、松本市から「空き家バンク登録
事業者証」(掲示可能な形の表示板　写真参照)
が送付されてきました。

空き家対処は、その多くが相続関係から派生した
現実的な問題で、相続問題処理の複雑さ・幅広さ
と納得・満足していただける方向性が実現できる
までに相当長い時間を要することも経験（改めて
認識）しました。

空き家対処には、
➀　売却
②　賃貸化
③　相続処理
④　空き家管理委託
⑤　建物の解体撤去

等から始まって、そこには更に

➀　成年後見をどうするか
②　遺言書の作成・公正証書化　はどうするか
③　家族信託契約　に関して長期の親族の理解
　　・協力が得られるか
④　空き家内の家具類片付け　（遺品整理も）
⑤　建物補修の必要性と補修業者の手配
⑥　更地化（解体業者手配）後の土地売却
⑦　場合によっては寄付行為処理

等、多方面での提案・弾力的対処が必要となって
きますから、当然相当な打ち合わせ回数と時間が
かかってきます。

これらの対処を進めるにあたって、

➀　空き家の道路付け（道路幅
　　・公道私道・2項道路の掘削権・寄付採納化
　　等）
②　宅地の実測・地積図登記・境界識の明確化
③　未登記建物の有無と登記化
④　現行建築基準法の耐震基準適否
⑤　農地の現況と地目更正登記の必要性
⑥　農地法3条認可取得
⑦　農地所有権移転の仮登記・本登記

その他等々、かなり専門的な知識と経験が必要と
なってくることは避けられません。
そこで、専門家（プロ）に参加してもらい、アド
バイスを受けながら推進することになります。

この時にとても大切なことは、次の点です。
➀　認知症になる前に行動を開始すること
②　専門家選択は、正直・真面目で親身になっ
　　て話を聴いてくれる人を選択すること

専門家はフットワ－クが軽く、しかし粘り強く、
依頼者が納得できる明確な説明ができ・順序立て
た処理ステップを実行しがら、大きな責任を果た
していくというプロ意識を持った人にすべきです。

もしあなたが、「古民家・古屋・空き家を抱え、
どうすればよいかに悩み・迷っておられる」場合、
少しでもこのコラムが参考となればと考え、経過
報告として掲載することにしました。

中古住宅や農地・山林の処分は、やはり法律
面や買手さがしに関して、かなりの工夫や専門的
対処・対応がどうしても必要となってきます。
（誤った取り組みは後日問題化してしまい、後悔
する事例をいくつか見てきています）
信頼できる専門家を探し出し、依頼・活用し
てみましょう。

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です。
異なる環境・親族関係等・問題点・悩みを親身
になって静かにお聴きし、語り合い、もっとも
適正・適切な事前対策内容とすることができれ
ば、安心はとても大きくなります。

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