#【相続する土地の境界は明確になっていますか?】 ~その6(終活・相続・家族信託アドバイス)
土地境界が明確に登記さていなかった ため、子
・孫の世代になってトラブル ~その7
目次
土地境界が明確に登記さていなかった ため、子
・孫の世代になってトラブル~その7
1.はじめに
2.土地家屋調査士に依頼
3.筆界特定制度とは?
4.親子の話し合い
5. 親孝行をする時
6.投資信託とはまったく異なります
7.今後も続くコラム
次回は「土地が時効取得され る危険性の
認識を!」
8.無料セミナ-を申し込んで具体例を知る
9.相談先(連絡先)は?
1.はじめに
このコラムは不動産取引に関した事例で、私がい
ままでのセミナ-で使用した資料の一部を掲載し
ています。
(親が生存しているときに、親が認知症になる前
に家族間で確認し、家族信託の考え方にもとづ
き、土地の境界確認対処を話し合っておけばよ
かった問題です。
先に死にゆく者の終活責任でもあるのです。)
今回のコラムは、いままでのコラム(タイトル
「家族信託は土地境界の明確化から始めよう!
~その1,~その2)に記載した事例内容から、私
が感じた問題点とその問題に対してどのように対
応したら・事前対策をとったらよいのかを考えて
みました。
(こうした土地境界・地積のトラブルを回避できる
ようにするためには、どのような対策をとったら
良いのか?)
家族と70歳過ぎた自分を守るための家族信託
2. 土地家屋調査士に依頼
「家族信託は土地境界の明確化から始めよう!
~その6に記した問題がある場合は、
土地家屋調査士に依頼して、次の測量関係作業
を展開してもらいます。
<参考>
もし信頼できる土地家屋調査士を見つ出すこと
がむずかしい場合には、良心的な土地家屋調査
士のご紹介もいたします。
料金は、依頼作業内容に応じてさまざまですが、
適正な土地家屋調査士報酬金額と なります。
A) 近隣・周辺の土地所有者の立ち合いを求
めて境界確認をする。
(道路・河川等は国・県・市 町村の立
ち合いが必要となってきますが、一
般的にはすべて土地家屋調査士が立
ち合い者手配をしてくれます。)
ケ-スによっては境界確認がかなり揉
める覚悟も必要。
それだけに親の認知症状が出てくる前
(上記のフレイル状態になる前)の早
い時点での確認が必要。
B) 境界標の設置埋め込み
(他人に移動されないためにコンクリ
-ト杭設置が無難)
C) 地積測量図の登記
(法務局への登記。これも土地家屋調
査士が手配してくれます。)
D) 以上のことがうまく進まない場合は、
土地家屋調査士の指導のもと、「筆界
特定制度」という法的制度の活用も考
えてみる方法もあります。
3. 筆界特定制度とは?
1) 活用ケ-ス
(1) 隣地所有者が境界立ち合いに応じない場合。
(境界主張で折り合いがつかない 等)
(2) 隣地所有者が意思能力・行為能力に欠ける場
合。
(認知症 等)
(3) 隣地所有者が行方不明の場合。
(注)相手が特定筆界の話し合いテーブルにつかない
場合は、制度活用不可。
<特徴>
境界に関する裁判・訴訟(裁判所処理)と比
較して、法務局処理によるため
①短期間(9カ月~12か月)
②費用が安い
(注)原則として、境界識の設置はできない
(所有権界の確定ではないため)
ただし、実質的に所有権界の和解である点
から、土地家屋調査士によっては、双方の確
認が得られた場合には、境界識の設置を勧め
る場合もある。
4. 親子の話し合い
土地境界確認は子から親に対して、相続の話を切 り
出しやすい機会でもあります。
一般的に、 相続の話は子からは切り出しにくい。
また親も自ら相続の話をすると歳を取った
(老いた)と感じ、話し出すことに抵抗を感じて
しまうもの
です。
1)落ち着いて、よくよく話し合うと境界問題に
ついては、親も比較的同じ問題認識を抱いて
くれます。
このコラムを見せることも一つの方法です。
2)「相続財産が欲しい」 という言い出し方ではなく、
「将来的な境界問題を防止するために、事前
に境界を教えておいてほしい」
という感覚で、親に対して子が切り出す機会
を考えてみましょう。
3)境界問題についての話し合いをするときは、
「老後介護・遺言・成年後見・相続対策 等
を総括対処できる家族信託」についても勉強
し、具体的な親子間での話し合いを切り出す
チャンスでもあるととらえましょう。
4)家族信託制度について理解してもらうため
の概要説明は、専門家を交えて行うことが
望ましいでしょうね。
この家族信託契約を進める場合、
(1)信託項目と内容について、間違いない
理解と親族間(親子間)でよく話し合
いをすること。
(2)お互いにいくつかの項目について、内
容を確認し合い、納得し合って、最適
な判断で、合意すること。
(3)そして家族信託契約の条項・内容は、
それぞれの家族の状態にマッチしたデ
ザインに思考され作り上げていくこと。
がポイントです。
(親族間(親子間)で話し合う場合、他人<専
門家>を交えて話をすると、お互い意固地な
主張を控えて、案外スム-ズな話し合いがで
きる傾向が見られます。)
5. 親孝行をする時
もし子がこのコラムを読んでいるのなら、親
に対して
1) 土地の境界確認を切り出すことをお勧め
します。
2) もしインタ-ネットからサイト検索がで
きない親であれば、子といっしょにサイ
トを見るか、サイトを読んであげましょ
う。
3) そして、この話し合いをきっかけとして、
親の老後介護に関する家族信託について
へと話し合いを広げていくことをお勧め
します。
親も自分の老後のことは気になっているはず です。
親孝行のチャンスです。
70歳以後の老後問題や相続処理・対策に関して、自
分と家族を守るために、家族信託契約はもっとも適
している事前対策だと言われるようになりました。
6. 投資信託とはまったく異なります
家族信託契約について勉強し、自分にとってメリッ
トがあるかどうかを考え、わかりにくい法律等の点
はアドバイスを受けながら相談し、納得してからト
ライしてみることが重要です。
「家族信託」は、証券会社・金融機関・保険会社等
が扱う投資信託とはまったく異なります。
(言葉は似ていますが、まったく違う家族間で取り
交わす信託契約です)
7. 今後も続くコラム
このコラムは今後、報告形式で順次、具体的事例の
説明および解説を加えていきます。
(具体的な契約内容事例・メリット・注意すべき事
項等、いろいろな事例を取り上げて、できるだけわ
かりやすく説明します。)
コラムの内容は、私があちこちで実施した、家族信
託の実例に関する無料セミナ-の内容報告でもあり
ます。
次回のコラム(~その8)は「土地が時効取得され る
危険性の認識を!」(時効訴訟となってからでは 遅い)
について報告します。
今後のコラムは、とても広い範囲・とても自由
な契約内容・しかし専門的な知識と感覚が必要とさ
れる「家族信託」に関して、実例・メリット・デメ
リットを、少しづつ順次わかりやすく説明していき
ます。
土地境界確認 → 認知症 → 老後介護 →
相 続(遺産分割・納税対策・節税対策等)→ 遺言
(遺言書作成・遺言書登録・遺言執行 等)→
成 年後見制度 → 事業継承 → 死後のペット飼育
他
8. 無料セミナ-を申し込んで具体例を知る
今後のコラムでの説明・報告はかなり多くの内容と
なりますので、時間(期間)も多くかかります。
もっと早く家族信託についての詳細説明が必要とさ
れる場合は、ご遠慮なくご連絡ください。
このコラムをお気に入りの方は、お友達にも一読を
お勧めしてみてはいかがでしょうか?
家族信託関係(相続・遺言・成年後見等)に関して
さらに詳しい説明・手続き 等を知りたい方や団体
からは、いままで
1)無料で
2)指定された日時・場所に行って
3)セミナ-・説明会の実施
を要請され、対応してきました。
講師は、ツツミ宅建事務所の資格所有者:堤守が
務めています。
「国交省公認 不動産コンサルティングマスタ-
相続対策専門士」
「相続の窓口公認 相続コンサルタント」
ご遠慮なく、ご連絡ください。
9. <連絡先>
(有)ツツミ宅建事務所
松本市村井町西1-10-17
TEL 0263-58-7792 FAX 0263-58-9093
mail tutumitakken@gmail.com
lineページ(ツツミ宅建事務所)[/背景黄色]
<google Map>
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個々の家庭・それぞれの人によって、相続・家族信
託の内容・状況は千差万別です。
異なる環境・親族等各種関係・問題点・悩みを親身
になって静かに聴き、語り合い、もっとも適正・適
切な信託内容とすることができれば、安心と喜びは
大きくなります。
<相続の窓口 松本>
https://souzoku-no-madoguchi.com/list/tutumi/
<松本市講師バンク>
https://koushibank.net/2018/08/06/kaigo/
電子書籍・「気になるこんな実態・失敗に学ぶサラ
リ-マンのマイホ-ム取得学・ 心構え・業者対応基
本編」
https://www.amazon.co.jp/-ebook/dp/B00C1KXOEQ