感情が思考を作り出す ~1:価値観と中庸思考~
ポジティブ思考 or ネガティブ思考
突然ですが、あなたはどちらのタイプでしょうか?
2015年Gallupの調査によると、日本のポジティブな人の割合は66%だそうです。
私達は常に多くの情報の中で生活しており、生まれ育つ中で培われた「自分の経験や知識」が蓄積され、自分の価値観で物事を見て解釈し、行動を起こしながら生きています。
そこで、「人は自分の思い込みにより、行動が大きく変わる」ということをご存知でしょうか?
人は生まれてきてから話し始めるまでの約8000時間のうち、約80%以上が消極的・否定的な言葉を聞いているという事実がります。
そして、あなたが見ているメディアの約98%以上が消極的な内容であるという統計も出ています。
事実に基づいた見解の本 ハンス・ロスリング著者 「FACT FULNESS」をご紹介します。
突然ですが、(コロナ禍前の話になりますが)ここで質問です!
【質問】下記の❶❷❸の中から選んでください。
世界人口のうち、極度の貧困にある人の割合は過去20年でどう変わったでしょうか?
❶2倍になった
❷変わらない
❸半分になった
※正解は「半分になった」です。
貧富の差が縮まり、中間層が増えてきたという事です。
【質問】下記の❶❷❸の中から選んでください。
世界の平均寿命は、現在およそ何歳でしょうか?
❶50歳
❷60歳
❸70歳
※正解は「70歳」です。
健康意識や、医療技術の進化の向上によるものです。
【質問】下記の❶❷❸の中から選んでください。
自然災害で亡くなる人の数は、過去100年でどう変化したでしょうか?
❶2倍になった
❷変わらない
❸半分になった
※正解は「半分になった」です。
知恵や技術などの進化です。
さて皆さんは、いくつ正解できたでしょうか?
自分のイメージ(解釈)だけで判断して回答したのではないでしょうか?
ここで何が言いたいのかというと、人は自分の思い込みだけで物事を解釈(自己判断)しやすく、テレビなどのメディアが伝える情報が頭に入ると、自分の価値観で物事をイメージしてしまい、自分の解釈によって記憶してしまいます。なので、それぞれのその時の解釈で物事を判断したり、考えたり、行動が大きく左右されるという事を理解していただければ幸いです。
あなたはどっち?
あなたは一度きりの自分の人生を
「前向き・肯定的」に生きていきたいですか?
それとも
「後ろ向き・否定的」に生きていきたいですか?
おそらく誰もが、前向き・肯定的に人生を生きていきたいと思うはずです。
なぜなら、人生の最終ゴールは「幸せになること」ですから。
私たちは幸せになるために生まれてきて、たくさんの人生経験を通して、たくさんの事を学び成長していくことに、人として生きる価値があります。
そこで、今回は【ポジティブに生きていく3つの方法】について書かせていただきます。
人生の中で思うように物事が進まなかったり、人との関わりの中でうまく行かなかった時などの解決につながれば幸いです。
【ポジティブに生きていく3つの方法】
①自分と問題を分離させる
問題が起こった時、人はその問題を解決するために、試行錯誤して振り回されやすいのですが、そこで一度、問題を客観的に見ることがポイントになります。
つまり、起こっている問題が問題ではなく、その問題に対する捉え方(解釈)の問題であることがほとんどであるという事です。
では、どうやってその問題を切り離し、客観的に見るのかというと、それは簡単!
とにかく「紙の上に描き出す」のです。なぜならば、大切なのはその問題としっかり向き合う事が必要だからです。
・なぜその問題があるのか
・なぜその問題が起こったのか
・その問題が何を意味しているのか
実は全ての問題は意味があって起こっています。そして、人には解決できない問題はなく、問題を解決する能力が備わっているのです。
「人生は面白い!」こういう風に捉えられるようになるにはかなり時間がかかりますが、起こった問題を解決する方法を見つけることができれば自分の成長になり、その積み重ねがポジティブになる自分の糧になっていきます。
②ネガティブな自分も大好きになる。
ネガティブでも大丈夫!そんな自分を受け入れることから、実はポジティブに変わるのです。
まず、ネガティブである自分を受け入れて(認めて)から、解釈を変えていきます。
ここで気を付けなければならないのは、ネガティブを跳ね返してはいけないという事です。跳ね返すと反発しかなく、なおさら素直になれないからです。
「なぜ自分はできないのだろうか」「なぜ自分は何をしてもダメなのだろうか」など、自分自身を律し続けると欠乏感から何も生まれることはなく、終わりのない旅を続けるように成果を求めると、心が疲弊し、結果疲れ果てます。(人相も悪くなります)
その時の自分はそれが最善だったんだと過去に自分を受け入れ、それでもなお頑張っている自分の存在は素晴らしいと日頃から受容できていると、未来はその日よりもさらに素晴らしい自分になれるのです。
いかに目の前の幸せや、感謝を多く見つけ出すことで、心は温かくなり、自信がはぐくまれ、輝きに満ち溢れた人生が幕を開け始めます。
ここで、面白いのが、ネガティブと、ポジティブを理解すれば、状況によって使い分けをすることができるという事をご存じでしょうか?。
私が、学んでいるマーケティング大学で教えてもらったのですが、成果のでる法則というものがあります。「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に行動する」というものです。そうすることで事前対応を意識し、最小限度のリスクで最大限の成果を作ることが可能です。
この様にあえてネガティブを使い、ポジティブに考えることから解決策が見出せることも多くあります。まさに戦略設定には必要なポイントとなります。
③「〇〇のせい」ではなく、「〇〇のおかげ」と言い換える。
物事がうまくいかない時、人は自分以外に矢印が向きやすく、他責にしてしまいがちです。
そこをあえて変えてみましょう!
あの人のせいで → あの人のおかげで
あの出来事のせいで → あの出来事のおかげで
あの失敗のせいで → あの失敗のおかげで
才能がないせいで → 才能がないおかげで
ネガティブ ポジティブ
「過去思考」 → 「未来思考」
実は、「〇〇のおかげで」というのは魔法の言葉で、自分で自分のストーリーを作り上げることができるのです。つまり、前向きな未来を作れるのです。
どうでしたか?
自分の考え方や行動、発言の仕方などを意識していくことで、人はポジティブになれます。物事が起こった時ほど、矢印を自分に向け、自分の心の声と向き合ってみてください。そうすることで必ず解決策はありますし、時間がかかってもいいではないですか。そんな自分が愛おしくなる日が必ずやってきますよ。
本日のまとめ
人がポジティブに生きるには、考え方・行動・言葉を変えることです。
それをすることで人生は大きく変わります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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