藤納戸色(ふじなんどいろ)
群青色(ぐんじょういろ)
おはようモーニング!
今日8月31日は「や(8)さ(3)い(1)」(野菜)と読む語呂合わせから野菜の日と制定されています。
皆さんはリボベジという言葉をご存知ですか?
リボベジとはリボーンベジタブルの略で再生野菜という意味だそうです。
リボーンベジタブル(またはリボベジ)は、野菜の捨てる部分を再利用して再生栽培する方法です。
通常捨ててしまう野菜の根、ヘタ、芯などを利用して水耕栽培やプランター栽培を行い、新たな野菜を再収穫することが特徴です。
この方法は、食品ロスを削減し、節約にもつながる一方で、庭やベランダがなくても手軽に楽しむことができます。リボーンベジタブルはSDGsに貢献するエコな生活スタイルの一環としても注目されています。
リボベジは、再生栽培の略語であり、日常の料理に利用される野菜の部分を無駄にしない持続可能な取り組みです
●日本の伝統色
今日の日本の伝統色は、群青色(ぐんじょういろ)です。
群青色とは、日本画材の岩絵具の『群青』に由来する色名で、紫みがかった深い青色のことです。日本画には欠かせない色であり、桃山時代の障壁画、江戸時代の琳派(りんぱ)の屏風絵などに使われています。
岩絵具の「群青」は、もとは鉱物の瑠璃(ラピスラズリ)から作られたものでしたが、瑠璃は宝石としても非常に高価なため、藍銅鉱(アズライト)を原料とするようになっていきます。
ただ、どちらにしても高価な鉱物を砕いて作られているため、群青の色は人工の岩絵具が登場するまで、宝石に匹敵するほど貴重な『青』でした。
天然の岩絵具は、同じ原料でも鉱物の粒子が細かくなるほど色は淡くなり、粒が荒いほうから『紺青』、『群青』、そして最も粒が細かい色を『白群』と呼びます。
ちなみに、砕いた鉱物、青の粒の集まりということから「青が群れ集まる」という意味の『群青』という色名になったようです。
『群青』がいつ頃から使われるようになったか定かではありませんが、江戸中期の画法書「画筌」に「紺青…これを摺すって群青を出す」との説明が見られることから、江戸期には一般化していたようです。
ただ、染色名には用いられていません。
また、この記述から『群青』が『紺青』の淡色であったことが分かります。
また、古代では『紺青』より淡い青は、すべて『白青』と呼ばれていました。
岩絵の具の「群青」は、原料である藍銅鉱が孔雀石と混じって採れることが多いため、精製が難しく、孔雀石からとれる岩絵具の「緑青」の10倍の値段で取引され、群青60gで米一俵買えるほどでした。
こんにちでも人工岩絵具の群青の色相は、「紫み」「深青」「緑み」の三系統があり、色味に幅があります。
これは、藍銅鉱を砕いて作られた「岩群青」、瑠璃を砕いて作られた古い「群青」、そして緑系の孔雀石が混じった藍銅鉱から作られた「岩群青」に由来しているためでしょう。
なお、今回は天然群青の標準的な色調を使用しています。
高価で貴重な青『群青』が使われるのは、日本画の中でも如来像や菩薩像の頭髪、曼荼羅の一部など、尊いものが主でした。
当時の絵師はきっと『群青』の青に強烈に憧れたことでしょう。
だからこそ、『群青色』は現代にも消えずに残っているのかもしれません。
各塗料メーカーで作ります、一般社団法人日本塗料工業会発行の塗料用標準色見本帳、通称「日塗工(にっとこう)」で一番近い色は、77−40Vあたりでしょうか。
※日本の伝統色とは、日本の文化や歴史に根付いた色彩のことを指します。
これらの色は、伝統的な建築、着物、美術、花、風景など、様々な日本の要素に広く使われてきました。以下にいくつかの代表的な日本の伝統色を挙げます。
・紅色(べにいろ):深い赤色で、古くから日本の伝統色として重要視されてきました。着物や祭りの装飾、日本の国旗である日の丸の赤などにも使われています。
・藍色(あいいろ):深い青色で、日本の伝統的な染物である「藍染め」の色としてよく知られています。風景や自然の中に広がる深い青空をイメージさせる色です。
・白色(しろいろ):清潔さや純粋さを表現するために用いられる色です。日本の伝統的な神社や寺院の建築物や、和装の白無垢(しろむく)などでよく見られます。
・黒色(くろいろ):厳かさや深い美しさを表現するために使われます。伝統的な和服である「黒留袖」や、茶道の世界で重要な役割を果たす「薄黒(うすぐろ)」などがあります。
●アスベスト含有建材とは?
アスベスト(石綿)は、天然の繊維状の鉱物であり、熱や摩擦に強く丈夫である特性を持っています。
主に白石綿(クリソタイル)、青石綿(クロシドライト)、茶石綿(アモサイト)などの種類があり、その特性から建築材料や断熱材として広く使用されていました。
しかしながら、アスベストが微細な繊維を放出し、吸入することが健康被害を引き起こす可能性が判明しました。
中皮腫や肺がんといった深刻な疾患の原因物質となることが分かり、その利用は制限されるようになりました。
アスベストによる健康被害への注意喚起と適切な処理が重要です。
アスベスト含有建材とは、アスベストという繊維状の天然鉱物が0.1%以上含まれる建材を指します。
アスベストはその耐火性や強度から建材として広く利用されていましたが、その後の健康への影響が判明し、使用が規制されるようになりました。
アスベスト含有建材は、繊維状のアスベストがセメントやその他の材料と結合されているもので、屋根材、外壁材、断熱材、床材などに使用されました。
ちなみに、下地調整材や吹付材、天井用塗材など塗料にもアスベストは使用されていました。
労働安全衛生法施行令により、2006年以降はアスベスト含有建材の製造・使用が禁止されています。
解体工事や改修工事などで取り扱う際には、適切な安全対策が求められます。
●七十二候
七十二候では、9月2日から9月6日ころを禾乃登 (こくものすなわちみのる)」といいます。
七十二候が処暑の末候に変わり、稲などの穀物が実り始める頃となりました。
「禾」は「いね」や「のぎ」とも読み、稲・麦・稗・粟などの穀物を総称した言葉です。
日に日に稲穂はこぼれるように実り、黄色く色づき始めます。
稲穂が頭を垂れるといよいよ刈入れ間近ですが、この時期は台風が多く、農家の人々はまだまだ気が抜けません。
各地では、風をおさめ、豊作を祈る風鎮祭が行われます。
●8月31日今日は何の日?
それでは続きをどうぞ!