鉛色(なまりいろ)
薄柿色(うすがきいろ)
おはようモーニング!
本日5月29日は【こう(5)ふ(2)く(9)】の語呂合わせにちなんで、幸福の日と制定されています。
皆さんは「幸せ」という言葉の由来を知っているでしょうか。
本来は「めぐり合わせ」という意味から来ているそうです。
一方で、「辛」いという字に「一」を足すと「幸」せになるという話をよく聞きます。
これらを総合して考えると、つまりは人は何も無く、誰もいない状態では幸せを感じられない、と言えるのではないでしょうか。
もちろん好んでそのような状態になりたがる人はいないと思います。
しかしこの中に一人でもそんな方がいると、私はすごく悲しいです。
ここに居る皆さんは同じ会社で働く仲間ですよね。
部署や役職などの違いはあるでしょうが、「同じ会社で働いている」という意味では同じ立場の仲間です。
私は、ぜひその仲間たちと助け合い、励ましあい、議論し、様々な形で交流していただき、親睦と絆を深めていただきたいと思っています。
●日本の伝統色
今日の日本の伝統色は、薄柿色(うすがきいろ)です。
薄柿色とは、柿渋(かきしぶ)で染められた淡い柿色のことです。
また薄い『柿色』の総称で、『洒落柿(しゃれがき)』のような黄みが強い淡い柿色から、色見本のような赤みが残る薄い柿色まで幅広い色合いを指します。
江戸時代中末期の安永・天明期(一七七二〜一七八九)に帷子(かたびら)を『薄柿』に、足袋を『白薄柿』に染めることが流行しました。
『柿色』は江戸時代の流行色の一つで、『黒柿』『大和柿』『照柿』『水柿』など様々な色があります。
各塗料メーカーで作ります、一般社団法人日本塗料工業会発行の塗料用標準色見本帳、通称「日塗工(にっとこう)」で一番近い色は、19−75Lあたりでしょうか。
●七十二候
七十二候では、5月31日から6月4日頃を「麦秋至 (むぎのときいたる)」と言います。
七十二候が小満の末候に変わり、初冬に蒔かれた麦が小麦色に熟す頃になりました。
刈り取りを待つ麦畑は、一面黄金色に輝き、新緑がまぶしいこの頃にコントラストが際立ちます。
収穫期を迎えたこの時期を「麦の秋・麦秋 (ばくしゅう)」といい、旧暦4月の異名にもなっています。
麦がたわわに実り、麦にとっての収穫の「秋」であることから名付けられました。
雨が少なく乾燥した季節ですが、まもなく梅雨が始まります。
そんな麦秋の候には、「麦」に因んだ言葉がたくさんあります。
この頃に麦の穂を揺らしながら吹き渡るさわやかな風は「麦嵐」「麦風」「麦の秋風」、また、そよぐ穂を「麦の波」、降る雨を「麦雨 (ばくう)」といいます。
麦の種蒔きや刈入れにぴったりな日は「麦日和」。
そろそろ麦わら帽子も大活躍と、まさに ”麦尽くし” の季節です。
●5月29日今日は何の日?
それでは続きをどうぞ!