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日髙一美

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日髙一美(ひだかかずみ) / 職人

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コラム

丁子染色(ちょうじぞめいろ)

2023年5月25日

テーマ:日記

コラムカテゴリ:住宅・建物

chojizomeiro
丁子染色(ちょうじぞめいろ)

おはようモーニング!

1月・5月・9月25日は「主婦休みの日」というものが制定されていることをご存知でしょうか。

生活情報誌のリビング新聞が1月、5月、9月と年3日制定したことが始まりのようです。

主婦は24時間、年中無休とよく聞きます。

少し前には、大ヒットした「逃げるは恥だが、役に立つ」のドラマにて、主婦の労働を給与として換算したことが話題になりました。

ドラマの中では、専業主婦の家事労働を年収にすると「304万円」と計算し、家賃や食事代などを引いて月給19万円をみくりさん(新垣結衣)が給与として手にしていました。

休みなしでこの給与は最近でいう「ブラック企業」と言われてしまいます。

ドラマでは給与として対価を目に見える形で得ていましたが、一般の家庭では、給与など存在しなく、「ありがとう」の言葉さえかけられていないのが現状だと思います。

●日本の伝統色

今日の日本の伝統色は、丁子染色(ちょうじぞめいろ)です。

丁子染色とは、丁子の蕾の煮汁で染めた染め物の色で黄みの暗い褐色のことです。

「香染」「濃き香」「こがれ香」とも呼ばれます。

媒染剤を用いずに染めると、白茶に近い色になり、「淡き香」「香色」と呼ばれます。

いずれも落ち着いた色調で、染めてしばらくは色に丁子の香りが伴います。

ただし丁子は香木として高価だったため、一般には紅花と支子による代用染が行われました。

各塗料メーカーで作ります、一般社団法人日本塗料工業会発行の塗料用標準色見本帳、通称「日塗工(にっとこう)」で一番近い色は、22−50Pあたりでしょうか。

●七十二候

七十二候では、5月26日から5月30日ころを「紅花栄 (べにばなさかう)」といいます。

七十二候が小満の次候に変わりました。
 
「紅花栄」は、紅花が盛んに咲く頃を表した候ですが、実際に咲き始めるのはもう少し後の6月末頃から。

紅花は、咲き始めの頃は鮮やかな黄色ですが、成長するにしたがって徐々に赤色が増していきます。
 
茎の末端に咲く花を摘み取ることから「末摘花 (すえつむはな)」とも呼ばれ、万葉集にも登場しています。

紅花の茎丈は1m近くまで伸び、キク科ながらアザミのような棘 (トゲ) があるため、朝露を含んだ棘がまだ柔らかい早朝に、一つひとつ丁寧に花びらだけを摘んでいきます。

花を発酵・乾燥させて作る染料「紅餅」は、大変手間ひまがかかることから、幕末当時のその価値は、米の百倍、金の十倍という貴重品でした。

紅餅作り・天日乾燥
同様に、紅餅から作られる口紅も高価なものであったため、紅はごく一部の裕福な人々しか使用できず、花摘みをする農家の娘たちとは無縁のものだったそうです。

希少な「紅」だけで作られた日本の伝統的な口紅
紅花の原産はエジプトと言われ、日本にはシルクロードを通って飛鳥時代に伝わり、その後、近畿地方を中心に全国に広まっていきました。
 
江戸時代中期以降、山形県最上地方で大々的に栽培されるようになり、その地で作られる最上紅花は、徳島県で生産される阿波の藍玉と並んで「江戸時代の二大染料」として知られるようになったそうです。

最上地方は今でも紅花の日本最大の産地として知られており、紅花は山形県の県花にもなっています。

●5月25日今日は何の日?

それでは続きをどうぞ!

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