黒鳶色(くろとびいろ)
芥子色(からしいろ)
おはようモーニング!
先日、延岡市の無鹿というところに住宅塗り替えの見積もりに行きました。
「むしか」とは?ちょっと変わった名前だなと思い調べてみました。
天正6年(1578年)耳川の戦いに、総大将「大友宗麟」は約43,000もの兵を率いて日向の国へ侵攻してきます。
そして、現在の延岡市無鹿へ本陣を置きます。
その時、つけた名前が「務志賀(むしか)」です。
実は「むしか」はスペイン語で音楽を意味する「musika」だそうです。(諸説あり)
その後「宗麟」は、無鹿を中心にキリスト教の理想国家建設に没頭します。
先づ、手始めに神社や仏閣の破壊活動を開始します。
約43,000の兵は、家臣の「田原親賢(たはら ちかかた)へ任せ、現在の児湯郡木城町高城へと進行させます。
相手は、戦国武将最強といわれた「島津四兄弟」!
島津氏16代当主、長男の「島津義久(しまづ よしひさ)」自ら約30,000の兵を率いて高城へやってきます。
そして、合戦場が見下ろせる「根白坂(ねじろざか)」に陣を置きます。
これで、長男「義久」、次男「義弘」、三男「歳久」、四男「家久」四人がそれいました。
大友宗麟のいない大友軍と比べたら、どれだけ島津軍の兵士の士気が高かったことでしょう!
この時点で、勝敗が見えていた様な気がするのは私だけでしょうか?
●日本の伝統色
今日の日本の伝統色は芥子色(からしいろ)です。
芥子色(からしいろ)とは、芥子菜の種子を粉にして練った香辛料「カラシ」のようなやや鈍い黄色のことです。
芥子菜はアブラナ科の多年草で、春に小さな黄色い花が咲き小さな種子ができます。
その種子を粉末にした香辛料が「和辛子」。
ちなみに西洋のマスタードは白辛子や黒辛子の種から作られています。
塗料メーカー各社で作る社団法人日本塗料工業会の色見本帳、通称「日塗工」で一番近い色は、27−70Lあたりでしょうか?
●七十二候
4月20日から4月24日ころを七十二候では、葭始生 (あしはじめてしょうず)と言います。
七十二候が穀雨(こくう)の初候に変わりました。
だんだんと暖かくなり、野山だけでなく、水辺の葭 (あし) も芽を吹きはじめる季節です。
葭は、「葦 / 蘆」とも書き、また「悪(あ)し」に通じることから、「善(よ)し」とも読まれます。
これは、日本独自の言霊思想に基づく忌み言葉のひとつです。
忌み言葉は、縁起が悪く忌みはばかって使用を避ける語ですが、他にも梨を「有りの実」、披露宴の終わりなどを「お開き」、すり鉢を「あたり鉢」、また河童を「旅の人」というものまであります。
葦の茎は、竹同様に中が空洞なので、軽くて丈夫です。
葦簀 (よしず) や葦笛 (あしぶえ) 、茅葺き民家の屋根材などとして、古くから様々な形で利用され、人々の暮らしに身近な植物でした。
●二十四節気
4月20日から5月4日頃を二十四節気では穀雨(こくう)と言います。
二十四節気が清明から穀雨へと変わり、穀物に実りをもたらす雨がしっとりと降りそそぐ頃となりました。
穀雨の頃は、茶摘みが始まるお茶農家や、苗代を仕込む米農家にとって大事な時季です。
春の柔らかな雨に大地は潤い、新芽や若葉はぐんぐん育っていきます。
若葉萌える新緑の季節、木々の緑も雨上がりは一層色鮮やかです。
「清明になると雪が降らなくなり、穀雨になると霜が降りることもなくなる」
という言葉がありますが、変わりやすい春の天気もこの頃から安定し、次第に日差しも強まりはじめます。
穀雨は、春の最後の二十四節気。季節は既に晩春となり、徐々に夏へと移り変わっていきます。
5月5日頃から二十四節気は「立夏」となり、暦の上では早くも夏の始まりです。
●4月18日今日は何の日?
・発明の日
発明協会が1954年に制定。
1885(明治18)年のこの日、現在の「特許法」の元となる「専売特許条例」が公布された。
それでは続きをどうぞ!