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コラム
枇杷茶色(びわちゃいろ)
2021年11月6日
おはようモーニング
今日の伝統色は枇杷茶色です。
枇杷茶色とは、熟した枇杷の実が茶色がかったようなくすんだ黄褐色のことです。
江戸時代後期に書かれた『手鑑模様節用』には、「びわ茶、俗に土器色(かわらけいろ)といふ」とあります。
かわらけとは、神前に供える釉薬をかけない素焼きの土器のことです。その色に似ていることから、別名になったようです。
令和3年1月に農林水産省から枇杷の種他に関する注意喚起が出されています。
それは次の様なものです。
ビワなどの種子(たね)や未熟な果実には、天然の有害物質が含まれています。
平成29年、ビワの種子を粉末にした食品から、天然の有害物質(シアン化合物)が高い濃度で検出され、製品が回収される事案が複数ありました。
ビワの種子が健康に良いという噂(うわさ)を信用して、シアン化合物を高濃度に含む食品を多量に摂取すると、健康を害する場合があります。
個別の食品のシアン化合物濃度については、製造元にお問い合わせください。
熟した果肉は、安全に食べることができます。
11月7日〜11日くらいまでを七十二候では山茶始開(つばきはじめてひらく)と言います。
二十四節気が、立冬の初候に変わり、山茶花 (さざんか) の花が咲き始める頃となりました。
この山茶 (つばき) とは、"椿 (つばき)" でなく、ツバキ科の「山茶花」のことを指しています。
山茶花という漢字は「山に生え花を咲かせる茶の木」ということで、その昔、葉の部分をお茶として飲んでいたことに由来すると言われています。
今日は土曜日ですね。
有意義な1日をお過ごしください。
それでは今日も張り切って行きましょう♪♫♬
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