菖蒲色(あやめいろ)
利休白茶色(りきゅうしらちゃいろ)
おはようモーニング!
昨日の正午前後から、雨が時折強くなったりしながら降り続いています。
この雨を春霖(しゅんりん)と言うのでしょうか?
菜種梅雨とも言いますね!「霖」は長雨を表す漢字です。
日本には、雨の名前が400種類あるそうです。
春に降る雨を春雨(はるさめ)と言いますよね、食べる春雨と同じですね。
一説によると、春雨を製造する時に機械に生地を流し込んで、機械の小さな穴から生地が押し出され、熱湯に落ちる様子が細い春の雨に似ているから名付けられたそうです。
●日本の伝統色
今日の日本の伝統色は、利休白茶色(りきゅうしらちゃいろ)です。
利休白茶色とは、薄い灰みがかった黄褐色のことです。
わび茶道の祖・ “千利休(せんのりきゅう)” をイメージさせる上品で穏やかな白茶色。
色名では茶とされていますが色調は鼠色系にあたります。『利休茶(りきゅうちゃ)』の派生色。
利休白茶がいつから染められるようになったか定かではありませんが、寛政九年の手写の『染物秘傳(そめものひでん)』に『利休染(りきゅうぞめ)』が記されていることや、『手鑑模様節用(てかがみもようせつよう)』に利休茶が記されていることから寛政年間以降で、『白茶(しらちゃ)』が流行した文化(1804年から1818年)・文政(1818年から1830年)の頃からでしょう。
名称に付けられた「利休」はもちろん茶人 “千利休”のことですが、実際に利休に縁(ゆかり)のある色ではなく、『利休茶』や『利休鼠』のように名前を借りただけのものと思われます。
他にも『利休色』『利休生壁(りきゅうなまかべ)』『錆離宮(さびりきゅう)』など、千利休の死から二百年後の江戸後期には「利休」がつく色名が数多く生まれました。
日本塗料工業会の色見本帳(通称日塗工)で一番近い色は、27−70Dになります。
●4月15日今日は何の日?
・宮崎カーフェリーの日
宮崎県唯一となる長距離フェリーを運航している宮崎カーフェリー株式会社の宮崎港〜神戸港を結ぶ新船フェリーたかちほが2022(令和4)年4月15日に初航海日を迎えたことと、「よ(4)い(1)こ(5)うろ良い航路」の語呂にもちなんで同社が記念日に制定しております。
それでは続きをどうぞ!