曙色(あけぼのいろ)
鉄色(くろがねいろ)
●日本の伝統色
おはようモーニング!
今日の日本の伝統色は鉄色(くろがねいろ)です。
鉄色(くろがねいろ)とは、鉄の焼肌の色のような青みが暗くにぶい青緑色のことです。
釉薬の呉須のくすんだ青色を指すこともあります。
金を「こがね」、銀を「しろがね」、銅を「あかがね」というのに対して、鉄は「くろがね」と呼ばれました。
藍染で出される色の中でも緑みの濃い青に対して適当な色がないことから広く用いられた色名で、明治中期頃から大正にかけて大流行し、番頭や手代の前掛けの色に用いられました。
ちなみに鉄を関する色名は、ほかに「鉄御納戸」、「鉄紺」、「鉄鼠」、「鉄深川」などがあります。
●七十二候
2月24日〜2月28日頃を霞始靆 (かすみはじめてたなびく)と言います。
それでは続きをどうぞ!