枯茶色(からちゃいろ)
おはようモーニング
今日の日本の伝統色は、洒落柿色です。
洒落柿色とは、柿色を洗い晒したような淡い柿色のことです。
元禄期頃に「晒柿(されがき)」をもじって「洒落柿」となりました。
この語呂のよさも江戸っ子の好みに合ったと思われます。
洗柿よりも淡い柿色で、薄柿よりもやや濃い色を指します。
布や紙を水や日光に当てて、漂白することを晒すといい、その意味を踏まえて名付けられたと思われます。
話は変わりますが、七十二候では今頃の時期(11月2日〜11月6日くらい)を楓蔦黄(もみじつたきばむ)と言います。
季節は晩秋。
楓蔦黄(みみじつたきばむ)は、もみじや蔦が色づくといった意味です。
北の地方や標高の高い山々はすでに紅葉がはじまっています。
これから紅葉前線が南下して、平地でも美しい秋の景色が楽しめるようになってきます。
秋が深まるごとに色を重ね、散っていく紅葉は、四季を愛する日本人にとって格別なものですね。
早いもので今日から11月。
今年も残す所、2ヶ月となりました。
来年に残すことのない様に、しっかり計画を立てて行きましょう!