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コラム
檳榔子染色(びんろうじぞめいろ)
2021年10月30日
おはようモーニング!
久しぶりの投稿となりました。
今日の日本の伝統色は檳榔子染色です。
檳榔子染色とは、青みを含んだ気品のある黒色のことです。
藍を下染めに檳榔樹の実で染められた最高級の黒染の色であり、藍を下染めにすることから『藍下黒』とも呼ばれました。
また、紋付きの最高級の色とされています。
きわめて気品のある色で別名「檳榔子黒」とも呼ばれます。
檳榔子はヤシ科の常緑木で、マレーシア原産。
日本への渡来は古く、奈良時代には薬用として、南北朝時代より染色にも利用されるようになりました。
江戸の当時、檳榔子は大変高価な物だったようで、井原西鶴の『好色五人女』には「檳榔子の買置して家をうしなはれける」という記述があり、檳榔子の相場買いで家を失うほどの価格だったようです。
四季の移ろいの中に、美しさを見出した日本の伝統色。
歴史と歩んできた繊細な色調、自然から生まれた色名。
それらを、楽しんでみてはいかがでしょうか!
今日は土曜日、お休みですね。
ゆっくりと休んで、月曜日からに備えましょう。
それでは今日も張り切って行きましょう♪♫♬
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