洗柿色(あらいがきいろ)
おはようモーニング
今日の日本の伝統色は水柿色です。
水柿色とは、うすい灰みの紅赤色のことです。
江戸時代は渋柿と弁柄で染めた柿渋色を「柿」と呼んでいました。
本字は水柿と書きます。水柿の名は水色がかった柿色の意で、柿色は染料を何度も染め重ねることで色を濃くしていきます。
別名、鴇浅葱色(ときあさぎいろ)とも言います。
三菱鉛筆 ジェットストリーム 3色ボールペンに水柿色という商品があることから、今でも人気の色であることが伺えます。
昔は、渋柿の未熟な果実を粉砕・圧搾し、それを発酵・熟成させて得られる抽出液を木部の保護剤として塗っていました。
また、最近「奈良県立医科大学」により、渋柿から取れる柿渋に、新型コロナウイルスを無害化させる作用があることが発見されました。
実用されることに期待が高まりますね!
四季の移ろいの中に、美しさを見出した日本の伝統色。
歴史と歩んできた繊細な色調、自然から生まれた色名。
それらを、楽しんでみてはいかがでしょうか!
それでは今日も張り切って行きましょう♪♫♬