水縹色(みはなだいろ)
本日の日本の伝統色は、宗伝唐茶色です。
宗伝唐茶色とは、唐茶に少し黒みがかった茶褐色のことです。
江戸初期の京の染師、鶴屋宗伝が染め始めたことから名付けられた色名です。
四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねずみ)と言う言葉があります。
茶色は単純に茶一色ではなく、48通りものグラデーションがありそれぞれに名前がついているのですが、以外にも日本では「茶色」は近世になって出来た色名で基本色名とされていません。
しかし、今では日本においても日常に溢れる身近な色の一つとなっていますよね。
建築の世界でも、和風住宅をはじめ色々なところに茶色は使われています。
茶色は、暖色系で落ち着きと高級感を与えてくれる色合いです。