瓶覗色(かめのぞきいろ)
8月25日の「365日にっぽんのいろ図鑑」は江戸紫です。
江戸で染められた紫の事で、濃い青みを帯びた紫色。
すぐに思い浮かぶのは、歌舞伎の助六が頭に巻いている鉢巻の色ですね。
古くから江戸(武蔵野)は紫の染料になる紫草で有名でした、赤みの強い京都の「京紅」に対して、紫染は江戸が優れ紅染は京都が優れているというところからの表現であります。
ちなみに、桃屋の代表商品「江戸むらさき ごはんですよ」のむらさきは、佃煮に使用される醤油の別名「ムラサキ」に掛けた名称で色のことでは無さそうです。